旧市街、そして日本との繋がり


改めて地図を見ると、ホテルの正面の道路を渡ればヴァヴェル城はすぐである。
彼女の説明どおり、5分で城が見えてきた。
また改めて来るとして、そのまままっすぐ歩くと教会が、教会の中に入り、いつものように旅の安全を祈る。

























観光馬車が通り過ぎ観光地らしくなってきた。
なんとなくロケハン気分で、写真を撮りながら歩く。
約20分で旧市街中心に到着した。

































旧市街の中心、聖マリア教会






広場の奥にある教会に入ると、結婚式の最中であった。
少しだけ遠慮して写真を撮った。
ただ天気がはっきりしないので、メリハリの無い写真になるのでできるだけ空を入れないように撮っていた。









結婚式の真っ最中







雲が切れたのはほんの数分だけ









































2時間ほど、旧市街をぶらぶらしてホテルに戻った。
部屋は3階で、エレベーターは無し。
荷物があるとちょっと厳しい。
部屋は清潔でとても気持ちが良い。



一本道を逸れてみる













こちらの教会はミサの最中













中央広場の織物会館、今は土産物を売るショップが並ぶ




































ホテルはカジミエシュ地区にあり、ここはシナゴークやユダヤ人墓地などが多くあり観光エリアとなっている。
映画『シンドラーのリスト』のロケ地にもなったという。
そのユダヤ人も、第2次世界大戦で多くのユダヤ人が姿を消し荒廃したが、今は観光スポットとして復活している。
「姿を消したユダヤ人」は、アウシュビッツ強制収容所に連れて行かれたのである。













































ユダヤ人墓地







但し異教徒は入れない

街を歩いていると「ALKOHOLE」「24H」と掲げられた店がある。
24時間営業の酒屋であり、それも日本のコンビニのように街中いたる所にある。
ホテルの隣にもあり入ってみると。
ものすごい種類のビールとウォッカである。
ビールは500mlで50円~200円、とても安い。
ギネスやハイネケンなど知っているブランドもあるが、殆どがポーランド産である。
これなら飲みたい分だけ買い、ホテルに持って帰ればいい。(部屋に冷蔵庫は無い)
でも24時間営業する必要があるのだろうか?それも徒歩10分以内に3軒もある、採算合うのだろうか?
など思いつつビールを2本買い部屋に戻った。









あまりにも種類が多く何を選べばいいのか(苦笑)





そのヴァヴェル城の下を流れるヴィスワ川の対岸に日本美術・技術博物館”マンガ館”がある。映画『灰とダイヤモンド』の映画監督アンジェイ・ワイダ氏が中心となり1993年に着工、日本美術マニアであったフェリクス・マンガ・ヤシェンスキ氏が収集した1万2000点におよぶコレクションを常設展示をしている。
設計は磯崎新氏。
15plzを払い入場すると広重などの浮世絵が展示され、また北斎漫画などもガラスケースに収められている。
日本でなかなか見ることの無い本物の浮世絵を海外で見るとは。
それと展示方法が日本人のセンスでは無く、とても面白い。
テラスではご婦人方がお茶を飲んでいる、よく見ると鉄瓶である。
「日本人は発想しないよな」と面白く感じた。












































































北斎漫画・・・ガラスケースの中













対岸から

夕食をどこで食べようかと思い、レセプションの女性にお勧めの店を教えてもらった。
「ポーランド料理が食べたいの?」
「そうです。」
「ホテルを出て右手に行き、5分程歩いたところにお勧めの店があるわ!」と言って紙に店の名前を書いてくれた。
店はすぐわかった、地元の人や観光客でいっぱいである。
ウェイトレスも下町のオバチャンが仕切り、奥では小太りのシェフが料理を作っている。下町の大衆食堂の雰囲気である。
彼女のお薦めのとおり、料理は美味しく、そして安かった。









昼の女性も素敵だったが彼女も素敵でした





































焼き栗売り































こちらはコンビニ







寿司を売っているが下のサンドウィッチと比較すると高価である






最後はホテルの1階にあるバーでポーランド産ウォッカ「ズブロッカ」を1杯。







明日はアウシュビッツ強制収容所に行く。



早朝の旧市街

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