早朝の旧市街


まだ時差ボケを引きずり、5時過ぎに目が覚めてしまう。
すでに空は明るい、快晴である。
ポーランドに来てから、やっと晴れらしい晴れである。
そうとなれば、旧市街へと部屋を出た。
6時過ぎ、街を歩いている人はわずか。







雲一つ無い天気だが、とても寒い、おそらく10度前後であろう。
旧市街に向かって歩いていると、3人の男から声をかけられた、何だろうと思い振りかえると単なる酔っぱらい。
例の24時間営業の酒屋の前であり、足下には数本のビールの空瓶が転がっている。
日本で早朝に酔っぱらいに声をかけられることはそうそう無い。
べつに絡んでくることもなく、単に歩いていたから声をかけたようである、陽気な酔っぱらいを適当にあしらって前に進むと、別の酒屋の前で別の男達に声をかけられた。
なんだよ、いい加減にして欲しい。
24時間酒を売っているから、こんな輩が朝からうろうろしているんだ、とひとり文句を言ってから、日本のコンビニも24時間酒を売っていることに気づいた。













ヴァヴェル城も赤く輝いている。

酔っぱらい以外は歩いている人もまばらである。
気持ちいいなぁ、と自然に声が出てくる。














斜光線で色温度が低いから、空は青いが陽の光が当たる所は赤く輝く。
メリハリのある風景が楽しい。
中央広場、昨日の「とりあえず来たから撮りました」という写真から、ちゃんと撮ろうという気分になるから、天気は大事である。



















































中央広場を突っ切って、反対側の城門を出ると、旧市街を守るために建築された砦、パルバカンである。
昨日もここまで来ていたのだが、曇天もいうこともあり、のっぺりした写真しか撮りようがないので2枚ほど「来たので撮りました」写真を撮っただけである。













私と同じように歩いていたバックパッカーを撮り、折り返してホテルに戻った。































ああ、気持ち良かった。



狂気が支配~アウシュビッツ強制収容所

表紙へ

海外旅行目次へ