タイの名門大学


バターワース行き国際列車の出発時刻は14時50分。

バンコクの主要な観光名所は何度も行っているので、行きたい場所は特に無い。
どうしようかな?

街中をブラブラ歩いてもいいのだけど、暑いし天気もはっきりしない。

「チュラ大でも行くか。」
チュラ大・・・チュラロンコーン大学。

タマサート大学と並ぶ、タイでトップの名門大学である。

大学周辺で食事はしたことがあるがキャンパスには入ったことはない。

どの国の大学でもキャンパスという場所はブラブラと時間を潰すには良い所である。
キャンパスにつくと、学生の姿が目に付く。
夏期講習だろうか。

ここの大学は制服である。デザインはまちまちだが、女子学生なら黒のスカートに白のブラウス、男子学生なら黒のパンツに白のシャツ。

それに胸に着けているバッチとベルトのバックルがチュラロンコーン大学の校章である。金があれば何とでもなると言われているタイの社会で、チュラロンコーン大学とタマサート大学だけは裏口などなく、入試に合格しない限り入学できないそうである。

つまり校章は在学証明であり、ステータスの証明でもある。

さほど広くないキャンパスで屋台が出ている。

弁当や軽食などを売っている、面白いな。

大学という場所で、屋内の売店や食堂ではなく屋台というが面白い。

学生たちも当たり前のように買って一角に設けられたテーブルで食べながら友人と談笑している。

私も、ちょっと休憩。

Tシャツとカーゴパンツ、サンダル姿の私でも特段不審者と見られることもなくゆっくりとキャンパスを歩いて写真を撮っていた。

そろそろ昼、一旦宿に荷物取りに戻って駅に向かうことにしよう。



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