再会


今度は市電でアルファマ地区へ。







ここは1755年のリスボンの地震で被害が比較的少なく、中世の町並みを残しているエリアである。
リスボンの下町であり迷路のようなエリアである。
前回もここでよく写真を撮ったな。








絵になるというか、私の好きな雰囲気を持ったエリアである。
市電でサン・ジョルジェ城の近くで降りる。







多くの観光客は城へ向かうが、私は逆の下に降りる道からアルファマ地区へ降りていった。
迷路のような路地と人が生活しているという日常がある。
好きだなぁ。






































長い時間上ったり降りたり迷ったりしていた。
疲れてカフェでビールを。



















そうこうするうちに夕方。
明日もまた来よう。













夕食をとるためバイロ・アルト地区へ。
やっぱり前回行った店は思い出せない。

Super Marioも悪くなさそうだが、頭の中にゲーム音楽が鳴り響く。
やっぱりやめておこう。
ロシオ駅の横手の階段上ったとこにも何件か店があったはず。
たしか、そこの1軒でも食べたことを思い出した。

えーと階段を上ってから右手だ。
今回は無事見つかった。

大将もちゃんと健在だよ。
「8年ぶりに来たんだよ。」と言ったら喜んでくれて、ビール一杯サービスしてくれた。
感謝。

























遠くにサン・ジョルジェ城が夕陽に輝いている。
大将のお勧めの魚料理とワインとオリーブで一杯やっていたら、隣のテーブルのピンクのタンクトップの女性1人とスキンヘッドの兄ちゃんとJAPANのTシャツを着た兄ちゃんの3人組が私をチラチラ見ている。
「私の顔に何かついているのかい?」と誘ってみると「日本人か?」と聞いてきた。
「そうだ。」
「東京か?」から来たなど当たり前の質問からだんだんマニアックになってきた。
そのうちJAPANのTシャツを着た兄ちゃんは「アキバおたく」と判明。
それを2人は楽しそうに見ているし。

3人ともポルトガル人で、お姉ちゃんが一番英語が上手いので必然的に質問役となる。
わかったのはお姉ちゃんとスキンヘッドがカップル、アキバおたくは同僚。
テーブルを見ると3人ですでにワイン1本空けて、2本目にかかっている。
楽しい晩ゴハンだった。













彼らに感謝して、大将に「明日もくるから」と挨拶して店を出た。































まだ20時過ぎ、夜の街をボチボチと撮りながら歩く。































BARでワインを飲んだり、夜のケーブルカーを撮ったりして22時頃、晩ゴハンを食べた店の前を再び通ると3人組がまだ飲んでいるよ。
「ハーイ、まだ飲んでいるか?」と声をかけると、3人とも声をあげて拍手。
スキンヘッドの兄ちゃんが私の手を引っ張って「まぁ、座れ!」と彼らのテーブルに座らせられてリキュールを一杯注いでくれた。

3人ともすっかり出来上がっている、お姉ちゃんの目つきなんて色っぽいし。
再会をすごく喜んでくれて盛り上がっていた。
アキバおたくの兄ちゃんなんて、私よりはるかに秋葉原に詳しいし。
結局、リキュールのボトルも空いてしまった。
また1本追加。
なんちゅう飲み方だ。
もう23時、彼らはすでに5時間ここで飲んでいる。
私もすっかり酔っ払ってしまった。













今回に旅に出てワイワイ喋りながら飲み食いしたのは初めてだったので、それはそれで楽しかった。
笑いながら彼らと別れた。
翌朝、しっかり二日酔い。
「飲みすぎた。」と、言いつつ昨晩のデータを確認していると、彼らと別れた後もちゃんと写真を撮っているよ。
酔いながらも構図も大丈夫だしブレていない。
こうなると条件反射だな。。





































そして気がついた「もしかして、お金払わずに帰ったのか?」
う〜ん。



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