セビーリャの大聖堂


コルドバからセビーリャまで約2時間。

広大はアンダルシア平原を西へ走る。
ときおり黒い牛の看板が現れる。
闘牛の意味なのか?

またソーラーパネルを何百と使った太陽光発電所も現れたりする。

そしてセビーリャの到着、アンダルシアの州都だけありコルドバやグラナダと街の規模が違う。
街の中心部にあるプラド・デ・サン・セバスチャン・バスターミナルに到着。
この街を基点にしてカディスなどに行く予定。

35度は越えているであろう日中、公園を横切ってサンタ・クルス街へ。
ここも古いユダヤ人街で細い迷路のような道が広がっている。
あたりをつけた最初のホテルは満室、三件目で部屋が取れた、車の入れない路地にある二つ星のムリーリョというホテル。













昼過ぎなのに満室が多いなぁ、これもバカンスシーズンのせいか。
ちょっと遅めの昼食をとって、まずはセビーリャ大聖堂にむかう。

この大聖堂はローマのサン・ピエトロ寺院、ロンドンのセント・ポール寺院についで大きな規模であり1519年に完成している。

そしてヒラルダの塔、もともとモスクのミナレットとして12世紀末に造られているのを大聖堂建築時に鐘楼が設置されている。
この塔の上のブロンズ像、同じものが大聖堂入り口にも設置されているが高さ4m、重さが1288kgと小型乗用車並みの大きさである。
これが塔の上でヒラルダ(風見)としてクルクル回っている。
セビーリャの象徴である。







中に入ると、多くの観光客がいるにもかかわらず圧迫感を感じさせないほど広く高い。































床に鏡が設置され天井が映っている、観光客は次々と自分をいれて記念撮影をしている、私も1枚。

聖堂の奥にヒラルダの塔に上る入り口があり入っていくと細い階段となっている。

延々と登り鐘楼に到着、97m高さからセビーリャ市街を見下ろすとグラナダやコロドバより町の規模が大きいことがよくわかる。































街は、まだシエスタの時間。













歩いているのは観光客ぐらい、日中、大聖堂から約1km西にあるプラザ・デ・アルマス・バスターミナルに向かった。













1km歩くともうバテバテ、バスターミナルの前のショッピング・センターのカフェに入りビール。
ちょっと白濁していて一口飲むととても美味しい。上面発酵タイプでスペインに来て初めてと思い、カウンターから奥を見ると醸造装置がある。
店の主人に聞いてみた。
「このビールはここで造っているのか?」
「そうだ、美味いだろう。」とグラスを掲げた。
テーブルでも注げるようになっていて、壁に表示されて飲んだ量がわかるシステムである、面白いじゃないの。
ちなみに500mlで2ユーロ。今まで飲んだなかで最安値そして美味かった。



















一息ついてバスターミナルへ。
ここで3日後のポルトガルのファーロ行きのバスチケットを買う。
ポルトガルまでの直行バスは朝2便と深夜1便なので、朝8時30分のチケットを確保。


























そして、また1km炎天下の中、ホテルに戻ろうとしたが、ホテル近くの迷路のような道で迷子になってしまった。
細い路地を大聖堂のほうに戻ったりして、やっとたどり着いた。疲れた。

























夕方、食事をした後、ゲアダルキビル川へ夕涼みに。イザベル2世橋のついた時は、ちょうど日没の時間。























































空がオレンジに染まった。
橋をわたる人たちのシルエットが面白い。
川沿いを歩いているとジョギングしている人、涼んでいる人など個々楽しんでいる。
黄金の塔なども見て、今日はおしまい。
と言っても、もう22時半、BARでワイン1杯飲んで帰りましょう。
こんどは道に迷いませんように。

























明日はカディス。



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