アンダルシアへ


バスは高速道路を南下。







マドリードを出ると荒野がひろがっていて、雨がほとんど降らないこの時期、イベリアの大地はカラカラに乾いている。

























12時過ぎ、小さな町のドライブインで休憩。













シエラ・ネバダ山脈を越えてアンダルシアへ。







ほぼ定刻にグラナダのバスターミナルに到着。

標高700m、日差しは強いが空気は乾いていてとても気持ちが良い。







路線バスに乗り10分ほどで市内中心部へ。
バスを降りて見上げるとアルハンブラ宮殿が見えている。

さて宿探し。
予算は1泊50〜80ユーロの間、大通や繁華街に面していないこと。
ヨーロッパの中級ホテルは日本のビジネスホテルのように気密性防音性が高くないので、大通側や繁華街に面した部屋だと騒音が気になることが多い。

昨晩のマドリードの宿は、部屋が大通に面していたので深夜までヨッパライが騒いでいたりクラクションの音で何度も目が覚めた。

ヌエバ広場を抜けて道が細くなった左手の坂を上ったところに2軒の三ツ星のホテルがあった。

1軒目はシングルは扱っていないとのことでアウト、2軒目はOK。部屋がパティオを囲んだ静かなホテルである。1泊67.5ユーロ。

静かだし部屋もツインベッド、トイレ・シャワーブースも広い、冷蔵庫もあるし、良いじゃないですか。







今夜はゆっくり寝られそうだ。













町に出て、まずバルへ、ビール一杯、1.5ユーロ。

やはりマドリードより安い。
グラナダのバルではタパス(つまみ)が一緒に出てくる。
空気が乾いているのでビールが美味い。







一息ついて店内を見ると年代を感じさせる建物である、その中で飲んでいるとスペインに来たんだなとやっと実感できた。







慣れと感性が歳とともに鈍くなってきたのか現地についても「旅に出た」という高揚感がわかないのには困ったものである。


グラナダ旧市街 へ

表紙へ

海外旅行目次へ