久しぶりの夕景
さすがに昼間からビール飲んでばかりというわけにもいかないので集落を歩く。
宿の前の道を集落中心部にむかう道をまっすぐ歩くと、「絶世の美女」と呼ばれた安里屋ユンタの生誕の家が改修工事である。
琉球の家の骨組みはこのようになっているのかと初めて知る。
珊瑚でできた道は陽の光を反射して白く輝いてる。
自転車で島を回っている人も多い。
牛車も何台も走っている。
どの牛車も満席である。
当たり前の光景がやっと戻ってきた。
なごみの塔周辺の店も客が集まっている。
西桟橋へ引き返してみる、引き潮がピークを越え、だいぶ戻ってきている。
宿に戻るとお孫さんが保育園から戻ってきて一緒に遊ぶ。
最後の石垣港への船が出ると、島は島民と宿泊客のみになり、夜営業している飲食店も少なく、騒ぐ観光客もいない静寂が訪れる。
この時間から翌朝一番の船が到着するまでが一番好きな時間である。
夕食後、西桟橋の夕陽を見に行く。
この2年曇天で空振りばかりだったので、久しぶりに日没を見ることができた。
日もすっかり落ち、マジックアワーも暗闇となった。
いつも氷をサービスしていただき縁側で柱にもたれ泡盛を飲む。
泡盛は蒸留酒なのでどこで飲んでも同じ味なのだが、ここでこのシチュエーションで飲む泡盛が一番美味しい!
島の夜は静かに更けていく。
スーパームーンは雲に隠れている。
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