サン・ピエトロ大聖堂


バチカン市国。
今回の旅の最終目的地である。
バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂の予約は9時30分から。
この予約も6月3日に行っている。
観光シーズンピークであるので早い時期から予約しないと希望する時間帯を取れないし、予約なしだと長時間並ばなければならない。
2人で7,300円、キャンセルしても惜しい額ではない。
バチカンの象徴サン・ピエトロ大聖堂は、混雑を避けるためその前に行っておきたい。
7時30分にホテルを出て地下鉄乗り場に向かうが今日もBラインは運休である。
バスも「バチカン」というのが頭にあるため、最寄り駅の「オッタビアーノ」が出てこないので乗り場がわからない。
後で「オッタビアーノ」行きの臨時便がひっきりなし出ていたことを知った。
結局タクシーに乗った。
運転手は、奥様がトヨタに勤めていたなどひっきりなしに話しかけてきてうるさいぐらいであった。

約15分でサン・ピエトロ大聖堂の正面に到着。
まだ8時前なので観光客もまばらである。
正面の道をまっすぐ進み、広場へ、そして右の手荷物検査場へ。
長蛇というほどではないが、けっこう並んでいる。


























大聖堂に入る。
ここは「荘厳」という言葉が似合う場所である。
あれだけ並んでいた人たちも寺院に入るとまばらとなった。それだけ大きいということである。
それでもお昼頃には身動きが取れないほど人が集まる。
日曜日には正面の広場を埋めつくす人が集まりミサが執り行われる。













入って右手にミケランジェロのピエタ像がある。
私はこのピエタ像がとても好きで、今回も楽しみにしていた。
像のところにいくとガラスがはめ込まれていた。
前回来たときはまではなかったのに。
手の届く場所に安置されているわけでもないのに、何か投げ込まれたのだろうか?
それか自撮り棒を使って近くで撮ることを防止するためか。
ガラスがあると光が反射するなどしてとても撮りにくい。
それでも暫く飽くことなく見つめていた。
ほんとに美しい像である。

奥に進むと聖ペトロ像が安置されている。
サン・ピエトロの名称は「聖ペトロ」の意味である。
キリストの弟子の聖ペトロは逆十字架で処刑され殉教し、埋葬されたのがこの地である。この像の前で祈り右足を撫でるので指先は地金が光っている。













奥にはベルニーニのバルダッキーノ(大天蓋)があり、その上にはミケランジェロのクーポラがある。
大聖堂内を回り、最後に「キリストの昇天」を見て外に出た。









ベルニーニのバルダッキーノ







ミケランジェロのクーポラ



































































右手から外に出るとバチカン市国の衛兵が警備している。
この派手な制服も変わらずである。


バチカン美術館

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