メコンの畔にて


カントーの老舗、サイゴン・カントー・ホテル、物価の安いベトナム、地方になるとさらに安くなる。
三つ星で1泊3,000円である。
19年前はなんというホテルに泊まったのか思い出せない。
当時の旅行記HPにもホテル名を記していない。

























天気は時雨模様。
まず、明日の水上マーケットツアーの予約へ。
おそらく早朝に川にいけば、客引きがいっぱいいるだろうが、写真を撮りたいので相乗りではなくチャーターにしたい。
ホテルから徒歩5分のところにあるカントー・ツーリストへ。














チャーターで英語ガイドがついて3時間で640,000D(=3,080円)、一瞬高いと思ったが3,000円程度なのでこれで予約する。
ちなみに相乗りの相場は1,000円程度である。相乗りだと席が決まると動けなくなるため、写真を撮るときの自由度が下がってしまう。
「明日の朝、6時30分にオフィスの前に来てください。ガイドが迎えにきます」と、バウチャーを受け取った。

























オフィスを出て大通りに向かって歩く。
19年前はほんと田舎だったのが、かなり都会になってきている。
でもサイゴンと比較すると、鄙びた街である。
カフェの前で盛大に鶏を焼いて、食欲をそそる匂いを周辺に振りまいている。
「おばさん。これ食べることできる?」
「もちろん。カフェで食べることができる」と後ろのカフェを指差した。
待つこと数分。
目の前に皿が置かれた。
「いいただきます♪」
料金は50,000D(=250円)だった。









カフェに間借り











パラパラと雨が降るはっきりしない天気である。

日没後、ホテル周辺の道路はナイトマーケットになっている。
今まで、何処にいたのかと思うほど人が集まってきている。
しばらくマーケットをうろついて夕食へ。































川沿いの「MEKONG」レストランに入る。
かなり老舗だが19年前入った記憶がない。
バインセオ、揚げ春巻き、カー・コー・ト(魚の煮込み)を注文。
最初にバインセオが運ばれてきた。
あまりの大きさにあわてる。
結局、カー・コ-・トは残してしまった。

























食後、川沿い歩く。
バイクが集まり歩きにくいことこの上ない。
ホーチミン像のある公園、川沿いの遊歩道、カフェ、どこも人でいっぱいである。
湿った空気を目一杯吸い込み、吐いた。
水の匂いが鼻腔をくすぐる。








































































明日は雨が降らないでほしい。

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