19年ぶりのカントーへ


9時30分、タクシーでサンセットツアーに向かう。

オフィスには男性が1人、バウチャーを見せると電話をした。
「迎えがくるからしばらく待って」と椅子を指差した。
そこに昨日の彼女が現れた。
「おはようございます。今日のホテルは決まっているの?」と尋ねてきた。
「サイゴン・カントー・ホテルです」
と言うとメモを書いて渡してくれた。ベトナム語なのでまったよく読めない。
「カントーについたら、市内へいくバスサービスがあるので、このメモを見せて。ホテルまで無料で送ってくれるわ」
「なるほど。ありがとう」
「それと、これを」とミネラルウォーターをくれた。
そこに迎えのバイクが到着した。
彼女と握手してバイクに乗った。
バイクに乗ること10分、小さな停留所に着いた。







バイクの運転手は私のバウチャーを持って、奥にいきバスチケットを発行してもらった。
私に10時発ではなく11時発となったと告げてチケットを渡して去っていった。
係員にバスチケットを見せると目の前のミニバスに乗れとのこと。
キャリーバックを預けて、バスに乗り込んだが席がないため、床に座った。
このミニバスでカントーに行くのかと思ったら、そうではないようだ。
ここからバスターミナルに移動するのである。
バスターミナルは郊外にあるため、ここが街中のチケット販売所でありシャトルバスの停留所である。
これで昨日のシン・トラベルの対応も理解できた。
床に座って約15分、ミエンタイ・バスターミナルに到着。

ここのターミナルで直接買うと105,000D(=505円)である。ただ市内からだとタクシー代がかかるし、手間を考えれば220,000Dは妥当だといえる。
ともかく目の前のバスに乗れば3時間半後にはカントーに着く。
19年前の半分の時間である。
10時50分頃、乗車開始。
なんと寝台バスじゃないか。
噂にはきいていたが乗るのは初めてである。
土足厳禁である。
当初、指定を間違えて座り(チケットの数字が詠みにくい)、改めて前方上段の席によじ登った。
ベトナム人の体形に合わせてあるためか幅は狭く、カメラバッグの置き場所もない、なんとかスペースを確保して横になった。
たしかに楽だ。
でも気をつけないと座席から落ちそう。









かろうじてカメラバッグを置くことができた。
水はサービス


バスは順調に走り、13時にはドライブインで休憩。
ここでバインミーで昼食。













ふたたびカントーを目指す。
19年前は橋がなかったため、一旦、バスを降りて船に乗り、対岸についたらバスに乗るなどして時間がかかっていたが、今は橋があるため3分程度でメコン川を渡った。
天気が怪しくなってきた。







14時30分、カントーバスターミナルに到着。

ここで明後日サイゴンに戻るバスチケットを購入。
市内行きのバスの運転手に、例のメモをみせるとこれに乗れとのこと。
10人程度乗り込んで、あちこち停まり、サイゴン・カントー・ホテルに着いたのは15時前であった。


メコンの畔にて

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