メキシコシティハリケーン襲来


外務省は旅行者向けに「たびレジ」という海外旅行情報をメール配信するサービスがある。
渡航期間と国を登録すると現地大使館や領事館から注意喚起としてテロや気象情報が届く。
今回はメキシコとキューバで登録していたら、出発日、メキシコ大使館から【ハリケーン「フランクリン」接近による注意喚起】のメールが届いた。
8月8日に発生したハリケーン「フランクリン」が、8月9日にカンクンに上陸しユカタン半島を横断、8月10日にベラクルス近郊に再度上陸し、そして北西に向かって進むという内容であった。
メキシコの地理がわからないので地図で確認すると10日にメキシコシティ直撃予想である。
う~ん、最近、行く先々で台風(ハリケーン)に遭遇することが多い。
よもやメキシコまで行ってハリケーンとは・・・溜息

問題は2つ。
9日メキシコシティ着のフライトがダイバードで別の都市に着陸すること。
10日ハバナ行きのフライトが飛ぶかどうか。
心配しても始まらないので、現地で対応するしかない。
NH180便は12時間のフライトで15時過ぎに無事メキシコシティに着陸。
天気は曇り。
すでにユカタン半島にハリケーンが上陸しているはずだが、まだ影響はないようである。まず一つ目の問題はクリア。
まったく初めての国であり、とりあえず1泊のみのため50USドルを両替した。
1メキシコペソ(MXN)=6円
空港からは定額タクシー220MXNでホテルまで。

地下鉄で行けば格安なのだが、全く地理がわからないため無理はしない。
約30分で予約していたホテル、フィエスタアメリカーナ・レフォルマに到着。
荷物を置き、街へ。



















すでに16時を回っているため、とりあえずガイドブックを見てメトロポリタン・カテドラルへ向かう。
9日16時40分のフライトで成田を飛び立ち、12時間のフライトと移動で現在9日16時過ぎというのは今まで経験したことのない時差である。
アメリカに行っている人は当たり前なのだろうが、西にしかいかない旅人にとっては日付変更線を越えるのは今までにない経験である。
案の定、この後、時差ボケに悩まされることになる。



















そして雨が降り始めた。
メキシコシティの中心部であるが緑が多い。
街並みはスペインに似ている、歴史を考えれば当然であろう。
それと標高1,500mに位置するのと雨のため寒いぐらいである。























































約20分歩き教会へ、ゴシック様式の威厳ある教会である。
ラテンアメリカ最大の教会である。
教会で旅の安全と明日のハバナ行きにフライトが飛ぶことを祈る。

























教会の後に隣の博物館に行こうとしたが既に閉館。
雨も激しくなってきたため戻ることにする。
































ホテルに戻る途中、地元の人で賑わっているレストランで夕食。
この店のタコスは皮が柔らかく、具材は20種類以上あり、スペイン語のメニューに悪戦苦闘して2種類注文、付け合わせのピクルスも良く合っていた。
タコス2種類とビールで1,000円しなかった。
もしキューバに行けなかったらメキシコ回りもいいなと考えた。







ホテルに戻る途中、ビールを2缶買う。
一缶100円程度でとても安い。
左のビールはすでにライムとソルトが入っているメキシカンスタイルである。







ホテルの部屋から街を見下ろして「明日は飛行機が飛びますように」とビールを飲みながら祈っていた。


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