グンベルキアン美術館と鰯の塩焼き
リスボンに戻ると、まっすぐグルベンキアン美術館へ。
美術館外観
こちらは通常も無料の常設展
グルベンキアンとはアルメニア人で石油王であった。その膨大な遺産がポルトガルに寄付され、1969年に美術館として開館したのである。
なぜシントラからここかというと、毎週日曜日は入場料が無料になるためである。
もともと5ユーロなので普通に払っても安いのだが、特定の日や学生など一定の身分を対象として無料にして還元をする主旨に賛成である。
1週間前にいたマラガでも同様であった。
カウンターで申し出ると、ちゃんと入場券を発行してくれた。
そのまま入館できるとおもっていたが、おそらく入館者数をカウントするためであろう。
金額は0ユーロとなっている
ルーベンス
ターナー
ルノワール
私は、個人のコレクションを集めた美術館だと岡山県倉敷市にある大原美術館が好きである。ここは実業家の大原孫三郎が西洋画家の児島虎次郎の託したコレクションのための美術館である。
さてグルベキアン美術館に話を戻すと、ここにはルーベンスやレンブラント、ターナー、ルノワール、マネ、モネなどメジャーな画家の作品から、無名に近い作家まで幅が広い。
また、陶器やタペストリーや日本の蒔絵、装飾品まで多様な美術品が展示されている。
丹念に見てまわると2時間なんてあっという間であった。
お腹いっぱいになり美術館を出た。
夕刻、ロシオ駅裏へ。
昨日行ったクラフトビールのBARへ。
店名は「OUQUE」である。
店主は気持ち良く写真を撮らせてくれ、ぜひ宣伝してほしいとの依頼である。
今日はIPA。ガツンとくる味で、こくがあり旨い!
ぜひ日本人に来てほしいとのことです。
夕食も昨日と同じ店。
昨日のウェイターが私を見かけるなり、声をかけてきて席を用意してくれた。
今日のメインは鰯の塩焼きと決めていた。
前回、鰯の塩焼きを食べた時、ナイフとフォークだったため、どうしても骨の間の身が食べる事ができなかった。
そのことを夕食時に隣合わせた日本人旅行者夫妻と「箸があればきれいに食べる事ができるのに。日本人は魚を食べる事が上手いことを証明してやりたかったですね。」と話が盛り上がったのである。
ということで、今回は日本から割り箸を持参。
鰯の塩焼きは実に美味しく、きれいに食べ「さぁ、どうだ!」と言いたい気分になったが、くだんのウェイターは「フィニッシュ?」と聞いて、さっさと皿をさげられてしまった(苦笑)。
当たり前のように私を座らせた
今日は水平なテーブル
鰯の塩焼き
割り箸登場
完食!
路地裏をフラフラとして撮影をして、夜は更けていく。
明日はもう一度シントラへ。
そして再びのロカ岬へ
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