ピカソが生まれた街


疲れているにもかかわらず、時差ボケで4時過ぎに目が覚めた。
いつものことながら2、3日は時差ボケが抜けず、朝早く目覚めたり、夕方突然眠くなったりする。
いくつになっても慣れない。
マラガ、イベリア半島南部のコスタ・デル・ソル(太陽海岸)と呼ばれるエリアに位置する街である。
そしてパブロ・ピカソが生まれた街でもある。
7時過ぎにホテルを出てガランとした街を歩く、昨日は土曜日ということもあり、多くの人が繰り出し遅くまで賑やかであった。











































今はオールナイトで遊んでいたであろう若者グループを数組みかけるぐらいである。
中心部のカテドラルの近くのカフェで朝食。
カプチーノとチュロス。
スペインの朝食の定番である。
日本でチュロスを食べることがないため、これを食べるとスペインに来たなと感じる。











予想通り



















ここでも

カテドラルに入場できるのは10時からのため、後で来ることにする。
朝の光が気持ち良い。
いったんホテルもどる。

ホテル・デル・ピントール。
昨晩は気が付かなかったが、ここはデザイナーズ・ホテルである。
フロントの横を抜け奥に行くと吹き抜けになっている。
赤と黒と白でデザインされている。
そういえば部屋のバットカバーも赤である。



























この人がデザイナー・・・らしい






教会に行く前のに、バスターミナルに向かった。
目的は明日のバスのチケット購入、ジブラルタルへのゲイトウェイの街、リネア行きは1日数本である。(ジブラルタル直行の路線バスは無い)
マラガからリネアまでは約4時間。
明日の7時のバスのチケットを買ってターミナルを出た。
朝早いが、これでもジブラルタルに着くのは昼前である。





































カテドラルに入場できる時間になったので、いつものように旅の安全を祈る。
私は旅に出ると宗派に関係無く、教会、モスク、寺院に行き祈る。
なんとなく習慣になっている。それと、祈りの場の空気が好きなのである。













































どこまでも青いアンダルシアの空






























パブロ・ピカソ・・・スペイン内戦の悲劇『ゲルニカ』を描き、キュビズムを創始した20世紀を代表する画家である。
そのピカソが生まれたのがこの街である。
ピカソの生家やピカソ美術館がある。
ピカソ美術館へ。















撮影できるのはここまで。






ピカソの作品をこれだけ集中してみるのは初めてである。青の時代からキュビズムまでさまざまな年代の作品が展示している。
『暗幕のゲルニカ』で重要なモチーフとなった『鳩』の作品はなかったが、小説の語り部であり、現実の愛人であったドラ・マールの肖像画(もちろんキュビズム)は展示してあった。
館内のピカソの紹介映像では『ゲルニカ』の解説もあり興味深く見ていた。
美術館を出たところで『鳩』を見つけた。
もちろんお買い上げ。













美術館のある路地を進んでいくと、広場に出た。
ここの一角にピカソの生家がある。
ただ、アトリエであれば見てみたいが、生家にはそれほど関心がないため、外から眺めるだけである。









ピカソの生家


















ヨーロッパではセグウェイを使った市内ツアーが多い



マラガ名物ローストしたアーモンド・・・癖になる味で食べ出したら止まらない





さてもう少し歩きましょう。



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