旅のスイッチ


そのまま海に出る。
大型客船が停泊できるほど整備された港である。
海沿いを歩いていくと右手はアクリル板で仕切られ防波堤へは出られないようになっている。遊歩道を歩いて行くと、アクリル板が切れた場所に出た、そこでは水球の試合をやっていた。









右手はアクリル板



















水球の試合会場







水球とは珍しい。
ちょうど試合が終わったばかりで表彰式の最中であった。
港から先ほどのピカソの生家のある広場に戻り昼食。

タパスのセットを頼んだが、さすがに量が多かった。
2人で食べる量だな、これは。



























Thank you!






















































14時過ぎ、アルカサバとヒブラルファロ城へ。
ここは日曜日の14時以降は無料開放となる。
何も期待せずに上っていくとアラブ式庭園が現れ、そして建物が。
アルハンブラ宮殿とおなじくアラブの建築である。
私のはこの建築様式が好きなので、期待していなかった分、とても得した気分になった。子供のいたずらに付き合い、歩いているとやっと気分が「旅モード」になってきた。





























































この歳になると旅慣れたを通り越して、パターン化してしまっている。
特にヨーロッパや東南アジアの何度も訪れている街は、東京や福岡に行くのと感覚が同じである。
違いはパスポートが必要で飛行機に長時間乗るぐらいである。
ネットでほとんどの情報が手に入る時代、現地についてみないとわからないというような事はほとんどない。
このホームページ「ゆ~らしあ大陸ほっつき歩き・・・」の80~90年代の旅行記と2000年代半ば以降の旅行記と比較すると事前準備や現地での行動パターンが明らかに違う。
2000年代半ばまでは切符を買うために半日つぶれたとか、ガイドブックに載っていたホテルが無かった、航空券を買うためすったもんだしたなどというのは珍しいことではなかった。
ネットの進化が旅のスタイルを大きく変えた。
今は、航空券からホテル、現地の主要な公共交通機関、美術館の入場券など、ほとんどネットで予約できる。また、地図も現地で尋ねる前にタブレットで調べることができる。
そのため現地に到着してストレス無しでホテルまで着くことができる。































最近は旅を楽しむというより、旅に出て写真を撮ることがメインになってきている。
写真は同じ土地でも晴れと雨、朝と夜では撮れる写真が違ってくる。
だから同じ土地に何度でも行くのである。
そのため、なんとなく現地に着いてしまい「旅のスイッチ」がなかなか入らないのは困ったものである。





































スペイン南部といえども、この時期の日没は遅い。
21時前になりやっと暗くなった。























































さて今宵はどこで飲もうか。



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