モスタルへ


今日の朝食は、最後のクレープまでちゃんといただいた。
そして昼にモスタルまで移動するというとサンドウィッチまで作ってくれた。













昨日まで何とか持っていた天気も、とうとう雨になった。
朝食後、ゲストハウスの裏手の丘に登った。
途中にも墓地がある。
どこも狭い敷地でつめて墓標が立っている。













丘を登ったところが平地になり公園となっている。
ただ柵もなくぬかるんでいるので、下手に端に立って足を滑らしたら危ない。
おそるおそる、ぬかるんでいないところを歩く。
ガスのかかったサラエボ市街、ここを取り巻くようにして戦闘が行われたのである。
犬の散歩がてら丘を登ってきた少女たちを撮影したりしていた。
モスタル行きのバスの時間まで写真を撮っていた。















サラエボ市街

























内戦時代周囲を包囲され攻撃を受けたのである


















ゲストハウスをチェックアウトして、LRTでバスターミナルに向かった。
11時15分に着いた。12時30分のバスを予約していたが、11時30分に変更が可能なのでというか、指定席制ではないので問題なし。
モスタルまで4時間の予定である。















雨のサラエボ










































桜、さくら、サクラ


































































サラエボを出たバスは市街を抜けて山間部に入っていった。
途中ポツポツと民家が見えるが、弾痕が残っている家も多い。
「こんな山奥でも戦闘があったのか」
これから行くモスタルも街の象徴の橋が内戦で破壊されたのである。







































美しい湖と山











2時間ほど走り、ある街のバス停でのこと、窓の外を眺めていると一人の若い女性がバスに向かって歩いてくる。
このバスに乗っている誰かを迎えにきたのに違いない。
だんだん小走りとなってくる。
最後は彼に飛び込んで抱きついた。
そしてキス。(この時はバスが動き出し、木などが邪魔になり撮る事ができなかった。)映画のワンシーンのようである。













時々、陽も差してきた。
バスは大きな川沿いを走り15時30分過ぎモスタルのバスターミナルに到着した。
降りたのは数人。
まず、明日10時15分のドブロヴニク行きのバスのチケットを購入。







今日のゲストハウスは、モスタル橋のすぐ近くである。
バスターミナルからホテルまで徒歩で20分程度である。
有名観光地でもあるにもかかわらず、人が少ない。
パンション・カルダック、少々わかりにくい場所だったがGoogleMapのおかげでなんとか到着。
ここでも素敵なマダムが迎えてくれた。









広くで明るい







部屋の隣はフリーキッチンスペース













ウェルカムドリンクとお菓子

明日のバス時間を伝えるとご主人の車でバスターミナルまで送ってくれるとのこと。
そしてここでも今日の宿泊客は私一人である。


スタリ・モスト

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