夕刻のエルサレム


ホテルのロビーで明日の予定を組むためタブレットを操作していると(部屋だとWi-Fiが弱い)、フロントマンが声をかけてきた。
彼は昨日から気さくに声をかけてくれ、気を遣ってくれている。



気の利くフロントマン

「もう1泊するのだろ。明日、死海のツアーはどうだい。キャッシュで95USドルだ。」
まさに明日の死海行きを組み立てていたところである。私の考えを見透かしているかのようである。
しかし、いきなり金額を言われても、答えようがない。
今回はUSドルを持ってきているので支払いは可能である。
彼はリーフレットを見せて、「このツアーだ。105USドルだが、95USドルだ」
マサダ遺跡と死海のツアーである。



このツアー

明日、この2ヵ所をバスで行く予定であるが、バスの本数も少なく、どうルートを組むか考えていた。
それとバス代やスパや遺跡の入場料で9,000円程度はかかる。
それがパッケージで95USドルであれば高くない。
「95USドルか・・・カードは?」
「いや現金だからこの値段だ。カードだと105USドルだ。」
「う~ん!!」
彼は、私がUSドルを持っていないと思い、シュケルに換算して提示してきた。
「いや、USドルは持っている。90USドルにならないか?」
彼はしばらく考えて、「・・・90USドルでOKだ。明日8時45分にフロントに来てくれて。迎えの車がくる。」
交渉成立である。
東南アジアでは現地ツアーをよく利用しているが、ヨーロッパや中東ではあまり使ったことがないため意識になかったのである。
ツアーで行くことが正解だったことを知るのは明日のことである。



ヘロデ門






夕方、ヤッフォ門近くにアルメニア料理店に行くため、ホテルに一番近いヘロデ門から旧市街に入った。
このエリアはムスリムエリアでダマスカス門付近の商業エリアと異なり住宅地である。
住宅地のためとても静かで、年長者と小さい子どもが一緒に遊んでいるのは、もう日本では見ることができない情景である。





























































シャッターを切りながらゆっくりと歩く。
ヤッフォ門についたが、まだ夕食には少し早い。

































この狭い道を車が通る







UFOキャッチャー、景品はタバコ




































門の外に出て、広場で写真を撮っていたら、ある家族から記念撮影を頼まれた。それを撮ってあげると、また次の家族からカメラを渡され、撮影をお願いされる。
10組ほど撮っただろうか、それにしてもユダヤ人は大家族だ。































アルメニア料理店で夕食。
ここだとビールやワインと一緒に食事ができる。

























































明日は死海。



死海ツアー・・・マサダ遺跡

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