大廻り


 毎年のことであるが1月中旬から3月中旬にかけ仕事が繁忙期となり、3月後半の春分の日前後はまとめて休みを取ることができる。
それを見越して、年末に関空-シンガポール間のフライトの予約を入れた。
最近、東南アジアに行くときはシンガポールかバンコクまで飛び、そこからLCCで目的地へ飛ぶというルートを取ることが多い。今回のスケジュールは現地2泊、機内2泊の2泊5日というタイトなスケジュールである。ベトナムのハノイかボルネオを考えていたが、LCCのタイムテーブルが合わない。シンガポールで半日以上つぶし夜のフライトとかで、現地滞在が実質24時間もない。
はたと困ってしまった。

年明け、私の写真展にマラッカ在住のTonyさんが遊びに来てくれた。9年前にマラッカに行った時、Tonyさんには大変お世話になった。

前回のマラッカ旅行記「マラッカの夕陽と放浪の詩人」

「そっかマラッカならシンガポールからも近い!」と写真展会場でTonyさんに相談しマラッカ行きを決めた。
今回のフライトはANAで、行きは関空経由羽田からシンガポール、帰りはシンガポールから成田-羽田から関空と大回りである。
でも最近は関空からナイトフライトで直接東南アジアに飛ぶより羽田経由を使うことが多い。
シンガポール航空やタイ航空などの関空からのナイトフライトより安くチケット出ることも多い、大阪-東京間のフライトで2時間程度余分にかかるだけなのと、ANAの上級会員でもあるため特典も使える割引も使えるのでANAを意識して使うことが多い。(まんまとANAの戦略にはまっている(苦笑))
シンガポールからマラッカまではバスで4時間。
ただ、Tonyさんによると学休期間に当たるので混雑する時期である、前回もシンガポールの休日期間に当たり、ジョホールバルからマラッカまでのバスチケットが4時間待ちになったため、タクシーで行ったのである。

結論、クアラルンプールまで出て、そこからバスでマラッカに移動することにした。
シンガポールからクアラルンプールまでAirAsiaで飛ぶことにした。
料金は4,000円。
このようなルートを取るなら、端から関空-クアラルンプールまでAirAsiaXで飛べば安く済んだのである。
行き先を決めずにチケットを取るからこんな事になるのである。

関空からNH148便で羽田へ。
国内線第2ターミナルから国際線ターミナルに無料シャトルバスで移動。
羽田から国際線に乗る時はいつもナイトフライトなので、展望台に上がり空港の夜景を楽しむ。
私の好きな場所である。















夜の空港は美しい

シンガポール行きNH151便の機材は787。
国際線で787に乗るのは初めてである。
151便はほぼ満席で、23時30分定刻に離陸。


シンガポール・チャンギ空港に定刻より45分程早く7時に到着。
一旦、シンガポールに入国し、第2ターミナルから第1ターミナルへ。


第1ターミナルでAirAsiaクアラルンプール行きAK1804便の搭乗手続きを行い、再び出国へ。
シンガポール滞在、わずか30分。













AK1804便は定刻どおり離陸、10時にクアラルンプールLCC-T(格安航空会社専用ターミナル)に到着。
ここはAirAsiaの拠点ターミナルである。









延々と歩






そこからマラッカ行きのバスに乗車。運賃は24.30MR(約760円)、マレーシアの公共交通機関は相変わらず安い。
チケット売場を見つけるのとまどったが、ギリギリ間に合った。
これを逃すと次は1時間後である。
約2時間でマラッカ・セントラル・バスステーションに到着。









バスターミナルからHotel Puriまで乗ったタクシーの運転手。
「写真を撮らせて」とお願いしたらこんなポーズを。


ここからタクシーでHotel Puriへ。
えらく大廻りの移動だったが12時30分になんとかマラッカに到着。

9年ぶりのマラッカ

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