ヴィエリチカ岩塩坑


ホテルをチェックアウトして、朝行った市場の近くのバス停から304番のバスでヴィエリチカ岩塩坑に向かう。
乗客の殆どが観光客であり、ヴィエリチカ岩塩坑に向かうであろう。
約40分で最寄りのバス停に到着。

観光客が一斉に降りたので、私もついて降りた。
坂を下り、踏切を渡り、なぜか逆さの家の横を抜けてヴィエリチカ岩塩坑へ。



















入り口はとても広く車がびっしりと止まっている。
駐車場を抜けて公園になっている緑地帯に行くと、すでに長蛇の列。
並ぶだろうと覚悟はしてきたが、これほどとは。





















ともかく列



















外国人向けツアーを教えてくれたお姉さん


12時に並び始めて1時間、だいぶ進んだが、後2時間は覚悟しないと行けないと思っていたら、チラシを配っている従業員から声をかけられた。
「貴方はポーランド語を話すの?」
「いいえ!?」
「ここはポーランド語のガイドツアーの列よ、英語やスペイン語は別よ。あちらに行くと良いわ」と言われ、列から離れ前の方に行くと、英語やスペイン語などのツアーのチケット売場があった。
わずか10分程で午後1時30分からのツアーチケットが買えた。
79plz+カメラ持ち込み料10plz・・・約3,000円。
いくら世界遺産とはいえ、岩塩を掘った坑道に入るのに高い気がしたが、しかたがない。昨日のアウシュビッツと同様、30人程度のグループで無線のため受信機とヘッドフォンを装着して出発。




















まず、階段を下りていく。

<ヴィエリチカ岩塩坑>
1250年頃から1950年代まで稼働していた、世界有数の規模の岩塩採掘場である。
1978年に世界遺産に指定されている。
1978年指定とは、割と早い時期から指定されていたのである。


延々と階段を下りて坑道に到着。
ガイドが指さした先の天井には塩の結晶が浮き出している。
ところどころに岩塩で造られた採掘風景や彫像などがある。
ガイドは「ここは何年頃の採掘場です」など解説してくれる。
解説がないと、単なる洞窟である。
そして延々と下に降りて行く。



塩の結晶が浮き出ている













ガイドのお姉さん











































このような彫像があちらこちらにある







さらに下へ







塩水である












坑内は15度ぐらいなのでとても涼しい。
スタートして1時間20分。聖キンガ礼拝堂に到着。
ここは床も像もシャンデリアも全て塩の結晶で造られている。
最後の晩餐などのレリーフもすべて岩塩でできている。
ここで15分程小休止。
地下何メートルなのかまったく分からない。
土産物屋まである。





















すべて塩の結晶からできている













最後の晩餐
































ここでもヨハネ・パウロ2世の彫像が






さらに地下に降り、地底湖に到着。
当然、塩が溶け出しているので塩湖である。
そして飽きてきた。





































いろんな彫像があっても、岩塩採掘場である。
風景は同じである。
ツアーの最後は大きな空洞である。
ここで壁面をスクリーンにしてイメージ映像を投影。
2時間半のツアー終了。
地下にはレストランなどがある。
私は解散後まっすぐエレベーターに向かい地上へ。















地上へのエレベーターはこの先











午後4時過ぎ、先ほどバス停に戻るとすぐにバスが来た。
ぎゅうぎゅう詰めのバスでクラクフ市内に戻った。




ナイトトレイン異境行

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