マルシェとシナゴーク


今日は夜行列車でプラハに移動、ポーランド最終日である。
午後からヴィエリチカ岩塩坑に行く以外は特段予定はない。
市場でも行ってみようか。
クラクフの市場は、ホテルから旧市街を挟んで反対側である。














旧市街の城壁に沿って緑地帯がある、天気がよく気持ちが良い。
しかし、そこを歩いていると、酔っぱらいがからんできた、それもかなり質が悪い。
無視して通り過ぎると大声を出して酒瓶を振り回して追いかけてくる。
千鳥足なので追いつかれることはないが、しつこくついてくる。
勘弁くれと思いつつ早足で歩いていると、対面から男性2人組が歩いてきた。
私とすれ違い、酔っぱらいに向かって歩いていく。
酔っぱらいもそちらにターゲットを変えたようである。
2人組には気の毒だが、助かった。













以前は真っ先に市場に行って、その国の人が何を食べているのなど興味深く見ていたのだが、最近は地元の市場に行くことが少なくなってきている。
市場は、その国の生活が垣間見えるが、珍しい食材を見つけても、自分が食べる事ができないので、今一つ浮き立つものがない。
写真を撮る分には面白いといえば、面白いのだが。
30分程うろうろしていたが、明らかに居場所がない。
やはり市場は地元の人のためのものである。



























































































ホテルに戻る途中ヴァヴェル城に寄った。
有料のエリアには行かず、無料で入れる大聖堂に入ってみた。
聖堂内は撮影禁止である。
教会内が撮影禁止は珍しい。
権力者が建てた教会でありルネッサンス様式で荘厳で美しい。
ここにはヨハネ・パウロ2世の像があり、多くの人がここで記念撮影をしている。







































ヨハネ・パウロ2世像の前は人が絶えない












城からホテルに戻り、ポーランド最古のスタラ・シナゴーク(ユダヤ博物館)に向かう。一昨日もこの界隈を歩いていたが、この博物館に寄るのを忘れていた。
シナゴーク前の広場では、複数のツアーがガイドからの説明を聞いている、結構な人数である。
















































































昨日アウシュビッツ強制収容所に行っているので、複雑な心境である。
シナゴークは異教徒は入場禁止のところが多いので、中に入るのは初めてである。
博物館のため、通常の教会とは違い、写真や祈りや祭事に使う道具などが展示されている。
真ん中には鳥かごのような祭壇がある。
他の宗教では見ない形式である。
祭事の道具など興味深いものが多く、結構真剣に見ていた。



















出口のところにはスーベニールショップがあり、ユダヤ語やヘブライ語のアルファベットがあり思わず買ってしまった。




ヴィエリチカ岩塩坑

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