プロローグ


3月、例年この時期、1年のスケジュールがほぼ決まり、休みもほぼ決まる。
また、航空会社の春夏の航空運賃が決まる時期でもある。
仕事もピークを越え、夏、何処へ行くか検討をしていた。
2010年はイタリア、2011年は北インド、2012年はモロッコとイスタンブール、2013年は南インドとバリ島だった。
今年の候補は、クロアチア、ニューヨーク、イスラエルそしてポーランド。
航空運賃や諸条件を勘案して、残ったのがイスラエルとポーランド。

ただ、イスラエルは政情が不安定なので、勤務先に「海外旅行届」を出した際に、外務省が出す安全基準に引っかかりストップがかかる可能性がある。
要は「危ない国には行くな」ということである。
別の国を書いて提出してもいいのだが、トラブルに巻き込まれた際に言い訳ができないし、えてして、そのようなことをするとトラブルに遭うものである。
また写真をホームページにアップして、ばれても面倒である。
結局イスラエルは断念。
現に8月に出発する時点でイスラエルとガザ地区が戦闘状態となっていた。

残ったのがポーランドである。
当初はワルシャワとクラクフ、アウシュビッツと回り、南の木造教会群とバルト海沿岸の街に行こうと組み立てたが、東欧エリアの地図をながめていて、隣がチェコであることに気がついた。
「そうか、隣はチェコか・・・」
ポーランドのみ回るルートをやめ、ワルシャワ、クラクフ(含むアウシュビッツ)の後はプラハに出て、最後はウィーンというルートにした。
航空券はワルシャワin、ウィーンoutのチケットを手配した。
この時期に手配するとANAの正式割引運賃でも20万円で購入することができる。
ダメになってもキャンセル料は3万円である。
ポーランドは初めて、チェコとオーストリアは24年ぶりである。
いつものように航空券だけは早く購入し、それ以外の手配は7月に入ってから手配をおこなった。

8月11日、伊丹から20時20分の最終羽田便で羽田に飛び、羽田からフランクフルト経由でワルシャワへ。
4年ぶりのヨーロッパである。
4年ぶりと言っても、近年はイタリア、スペイン、ポルトガルなど南仏ばかりに行っていたので、中央ヨーロッパはほんとに久しぶりである。

ANA203便は0時55分定刻通り離陸、機材は最新鋭のボーイング787である。
シートピッチが広めにとってあるのか、足を組んでも前席にひっかかることはない。
でも、エコノミーはエコノミーである。

6時45分、フランクフルト空港に到着。

1時間45分でワルシャワ便に接続。
時間のロスは殆ど無いが、フランクフルト空港で入国審査(シェンゲン協定ため、EUの最初の空港で入国審査となる)、その後は、でかいフランクフルト空港、延々と歩いて移動となる。
今回も例外ではなく、よく歩いた。



延々と歩く







ルフトハンザはまだボーイング747を使用している












こちらはエアバス380・・・オール2階建て












7時45分、ルフトハンザ1346便は定刻どおりワルシャワに向けて離陸した。
機内でビールを注文すると瓶で出てきた、さすがドイツの航空会社。


9時25分、定刻にワルシャワ・ショパン空港に到着。
伊丹から搭乗して20時間、やはり遠いわ。

ワルシャワ到着

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