間欠泉にて


今日はゴールデン・トライアングルやカレン族の村など訪ねるツアーに参加する。
このツアーは事前に日本で予約をした。
何社か当たってみたが、どの会社も現地ツアーは、日本語ツアーと英語ツアーでは値段が全く違う。
これと同じルートの日本語ツアーだと一人15,000円、英語ツアーだと1,100B(3,300円)である。
チェンマイ・ハッピー・ツアーという会社の英語ツアーを申し込んだ。
日本語ツアーは、車、ガイドをチャーターするため複数になれば割安になるが一人だと5倍となる。
それほど日本人の来ない地域とも思えないのだが、日本語ツアーを設定しても採算が合わないのだろう。
H.I.Sもチェンマイに事務所を置いているが日本語ツアーは割高である。



ビルの壁の落書き
よく書けているうえ面白いので思わず一枚


7時過ぎ、ホテルに迎えの車が来て、他のホテルの宿泊客と合流。
ツアー客は12人、バンの定員いっぱいである。
私以外に日本人女性2人組、中国系、欧米系など人種は様々である。
ガイドはリクさん。

今日のルートとそれぞれのポイント等たいへん分かり易い英語で説明してくれる。
チェンライやメーホーソンなどを周遊すると500kmを超える距離を移動することになる。
結構ハードなツアーである。
チェンマイを出発して約1時間、チェンライに入り、最初の休憩。







間欠泉のあるドライブ・インである。
トイレ、土産物屋などがあり、ツアーバスが続々到着している。





















日本の風景みたいだ

間欠泉では卵を茹でているし、うずらの卵もある。
日本でも温泉玉子はメジャーだが、うずらの玉子バージョンはないはずである。







足湯まである。













時間もあるので、せっかくなので足湯につかってみた。
他の人がおそるおそる足をつけているので、熱いのかと思っていたが、温度計を見ると42度、適温である。
なかなか気持ちがいい。
まさかタイで足湯につかるとは思わなかった。

私の対面に若い女性が来た。
IDカードを下げているところを見ると、どこかのツアーガイドかもしれない。
おそるおそる靴を脱いで、湯に足を下ろしたが、熱いのかびっくりした表情で足を上げた。
私は思わず「熱い?」と声をかけた。
彼女はコクンとうなずくと、おそるおそる足を湯につけた。
その表情が良くて写真を撮らせてもらった。
湯につかるという習慣がないだろうし、42度という湯も経験がないのだろう。
1分もしないうちちに足を上げてしまった。



湯の熱さに驚いて







ちょっと照れ笑い






彼女は逆に私に聞いてきた「熱くないですか?」
「大丈夫です。とても気持ちが良いですよ。」
「どちらの国の方ですか?」
「日本です。日本には多くの温泉があり、このぐらいの温度で湯につかるのですよ。」
「へぇー、そうなんですか。こんな熱い湯につかるなんて信じられないです。」と言いながら靴を履きはじめた。
「仕事に戻るのですか?頑張ってください。」
「そうなんです。ありがとうございます。」
わずか数分のやり取りだったが、休憩によったドライブインでちょっと良い気分になった。



ガイドのリクさん












さて出発。


白い寺院

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