ナイトフライト~大都会


9日、仕事を終え、一旦帰宅し着替え関空へ向かう。
23時30分発SQ615便シンガポール行き。
満席である。















この時間になるとフライトも少なく、空港内は人影がまばらになる。

























12日後に再びこのフライトに乗る

5時過ぎ、シンガポール・チャンギ空港到着。
6時間のトランジット。
仕事の疲れがあったが、機内でほとんど寝ることができなかった。
ターミナル2のEゲートの奥には、ほぼ横になれるソファがあるゾーンがあるので、そこで仮眠。



さすがのチャンギ空港も早朝は人が少ない







7時頃、やっと明るくなってきた












昨年まで空港内のWi-Fiはシンガポールの会社と契約がないと利用できなかったため、搭乗待合室の有線LANにつなぐしかなかったが、今回、チャンギ空港のフリーWi-Fiが使えるようになっていた。
これはありがたい。



Eゲート奥の待合室







ここでずっと寝ていた













9時頃、ラクサを食べるが、今一つだった。


11時20分シルクエアー436便チェンナイ行き。
搭乗率は6割程度、ほとんどインド系の乗客。
チェンナイまでのフライトは3時間30分程度、ほとんど寝ていたためアッという間であった。

























13時00分、チェンナイ空港到着した。
2年ぶりのインド、少し緊張する。
イミグレーションは何事もなくパスポートに入国スタンプが押され、税関も止められることなく無事入国。
両替は1万円だけにする。案の定、交換レートが悪い。
1万円だと6,100ルピー程度のレートだが、コミッションなど引かれ5,500ルピーであった。
1ルピーは1.7円程度。
コミッション相当額の600ルピーは1,000円程度である。1万円で1,000円のコミッションも高いが、インドの物価基準からすると100ルピーは500円感覚である。600ルピーだと街中のレストランで6食は食べることができるので、なおのこと損した気分である。







タクシー乗り場に向かい、プリベイド・タクシーで市内に向かう。
ホテルは市内の中心からやや外れたオリエンタル・インを予約している。
バウチャーを見せて住所を確認しても、なかなか分からないようである。
3ツ星ホテルなので分からなくてもしかたがないか。
それでもドライバーは周りに確認して、見当がついたようである。
市内に入ると地下鉄の工事をやっているため、あちこちで渋滞が起こっている、また、車も多い。

出発前にイメージしていたより大都会だ。
ドライバーがホテルを知らないのも納得である。5ッ星の高級ホテルならともかく、市内に数多くある3ツ星ホテルの1軒1軒を知らなくても仕方がないであろう。
約40分でホテルに到着。

メインストリートはホテルの中華レストランの看板はあるがホテルの看板はない。
また、ホテルの入り口が奥まった路地にあり、たいへん分かりにくい。



けっこう、お洒落なフロント

チェックイン、久しぶりに聞くインド人の英語は癖が強くて聞き取りにくい。
フリーのマップが無いので、歩き方の地図にホテル場所をマークしてもらい、やっと、今、自分がいる場所がわかった。
ホテルを予約する時にモニター上では地図で確認したが、プリントアウトしたバウチャーには地図ななかったことを現地について気が付いたのである。
朝食は部屋にデリバリーとのこと。
一旦、建物の外に出てボーイについて部屋に行く。



荷物を運んでくれたボーイ君

途中でレストランの搬入路を横切っていくなど、わかりにくい構造のホテルである。
というか中華レストランがメインであり、ホテルは付属施設のように思える。
そのため朝食施設がないため部屋へのデリバリーなのだろう。
部屋は2階にあり、広い。可もなく不可もなくである。
道路に面していないので、騒音も聞こえてこない。

14時過ぎ、疲れていたので少し休もうとも思ったが、街に出てみたいという好奇心には勝てず外出することにした。
暑い南インドという思い込みがあったが、思ったより暑くない、おそらく30度を超えていないであろう。
連日35度を超えている大阪や京都よりはるかに涼しい。

さてチェンナイの街だが、先にも書いたか、大都市である、その上、観光のメインとなるような場所は多くない。セント・ジョージ砦、ハイコート(高等裁判所)、ビーチ、様々な博物館が集まった州立博物館ぐらいである。
私の泊まっているホテルから、どこも数キロ以上離れている。

市内中心部のホテルにしておけば良かったかな、とちょっと後悔する。そこからであれば歩いて行くことも可能である。
でも、最近はよほど早朝に移動をしなければならないことでもない限り、メインの鉄道駅やバスターミナル周辺には泊まらないようにしているので選択から外していたのである。遠いと言っても州立博物館以外は同じ方向にあるので、一番遠いハイコートとホテルとの往復となる。
ホテルを出たとたんオートリキシャのドライバーが群がってくる。
彼らからすれば私は「美味しい鴨」である。
結局、ホテルから3ヵ所まわりで400ルピー、ちょっと高い、値引き交渉し300ルピーで成立。



ハイコートとマリーナ・ビーチ

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