再会


出口では多くの出迎えの人の中に「OGAWA HIDEAKI」と書いた紙を持った人が立っていた。
マデさんである。すぐにわかった。
今回、事前にメールでやり取りをし、迎えにきてもらう約束をしていた。

「マデさん、おひさしぶり。」
「ogawaさんこそ、元気だった?」と挨拶し、妻を紹介してマデさんの車に向かった。
「おっ、車変わりましたね。はい、お土産」と、まとめ買いしてきた車用のペーパーワックスを渡した。
空港前もとても広く、また空港の新しい建物も建造中であり。10年前と大きく変わっている。

マデさんと知り合ったのは10年前、バリに来た時だった。
別府時代に福岡在住のカメラマンMさんと知り合い、大阪に戻ってからも行き来をしていた。
Mさんは休みが取れるとバリに行き、その時にマデさんと知り合ったのである。
10年前、バリに行く時に「困ったらマデに連絡をとればいい。私からマデに連絡しておくから。」とマデさんの電話番号を教えてもらった。
結果、マデさんにいろいろお世話になり、帰国後もメールのやり取りをしていた。
日本で大きな出来事があると(東日本大震災など)、必ず安否を確認するメールを送ってきてくれる、とても優しい人である。
もちろん日本語はペラペラである。

車に乗ると「ogawaさん、メールで教えてもらったホテルはウブドね。」
「そうです。ロイヤル・カムエラ・ヴィラです。」
「新しいホテルね。」
マデさんの仕事はツアーのドライバーである。そのためホテルや観光地はとても詳しい。

幹線道路に出ると車やバイクの通行量は増えていて、またロードサイドも店が増えている。
「すごく変わりましたね。」
「バリは毎年、毎年変わっています。秋にAPECがサヌールで開催されますね。ウブドまで時間かかります。」
お互い歳取ったねと話をしていたが、結局、Mさんの話へ。
「Mさん、最近バリに来てますか?」
「地震(東日本大震災)があってからは来てないね。」
「実は、私は8年ぐらいお会いしていないのです。メールのやり取りも途絶えてしまっています。」
「今回、ogawaさんが来ることMさんにメールしたけど返事ないね。Mさん仕事変えたよ」
「えっ、カメラマンやめたのですか?大病したのは知っていましたが。」
「3年前に彫刻をするために田舎にいった。」(マデさんも詳細は知らないようだ)
(昨晩(9月6日)、10年前のバリ旅行記を見ていたら。10年前のままのMさんのホームページが残っていた。今更ながらに腕の良いカメラマンであると認識した。引退されたのが残念である。サイトはこちら→BALI WEB SITE *maimai*







そんな話をしながら1時間30分かかって12時ウブドにホテルに到着。
ホテルにチェックインする間、待ってもらい、昼食を食べにウブドのはずれのワルンへ。









ウェイトレスの女の子












そこでもいろいろ話をし、再びホテルに送ってもらい、明日の待ち合わせの約束時間を決めて別れた。
別れてから妻が一言「マデさんって、どんな人かと思っていたけど、とても良い人。」と言っていた。
ともかくバリに到着である。


Royal Kmuera Villas

表紙へ

海外旅行目次へ