行き先は?


GWが明けた頃、関空-東南アジアの往復ペアチケットを無料で手に入れることができた。
ラッキーと思ったが「何処へ何時行くんだ?」の問題が。
チケットの有効期限は年内いっぱい。
香港や台湾ではないので、最低現地に3泊はしたい。前後のフライトを考えると5~6日必要である。
となるとこれだけの期間休みを取れるのは夏期休暇ぐらいである。
ところがすでにインド行きのチケットを予約している。
期間は9日~19日まで。
夏期休暇は25日までである。
インドから帰国したら別の予定を入れようと考えていたが、こうなればこの日程に押し込むしかない。

行き先は選ぶことができたので、デンパサール(バリ島)にした。
それで取れたチケットは関空-デンパサール往復。
航空会社はシンガポール航空のため往復ともシンガポール経由である。
日程は21日出発、26日帰国というスケジュールで手配をした。
9日~19日のインド行きもシンガポール経由のため、2週間でシンガポール・チャンギ空港で4回乗り継ぐことになる。

さてペア・チケットである。
男と一緒に行くのは嫌だ、と言っても、既婚者のため女性を誘うのは問題である。
しかたがない妻を誘っていくことにしよう。
今年で結婚25周年でもあるので、ちょうど良い機会である。

ホテルもインドとは対照的に5ッ星のリゾートホテルを予約した。
バリには10年前に行って以来である。→神と緑と雨そして海

実はバリは家族で行こうとしたが2回こけている。
1回目は1995年4月、当時、バリでコレラが流行したため行き先をシンガポールに変更している。
2回目は1人で行った翌年、2004年8月に行こうとしたが、出発2日前に行けなくなる事態になりすべてキャンセルしたのである。
今回3度目の正直である。

19日、深夜、インドから帰宅。
20日、衣類のみ入れ替え、インドではTシャツ、ショートパンツ、サンダルだったが、今度はアロハ、ポロシャツ、モカシンなどリゾート対応で。インドで撮影したデータをすべてパソコンに取り込みCF、SDのカードは自宅保管。バリ用に別のカードを準備。
21日、バタバタと所用を片付け、夜、自宅を出る。
ほとんどトランジットである。

関西空港41番搭乗口。
SQ615便23時30分シンガポール行き、機材はA330、12日前に乗った同じ便である。
機内であまり眠れないタイプなのでナイトフライトは避けたいのだが、このフライトしか取れなかったのとタイトな日程ではしかたがない。
翌朝5時10分、定刻どおりシンガポール・チャンギ空港第3ターミナルに到着。
第2ターミナルに移動、7時のフライトという、ほとんどロスの無い乗り継ぎである。



12日前と同じ写真(南印度、「水」を巡る
ただ、この日はエジプト航空が飛んでいないのがわかる












SQ940便、デンパサール行きは定刻どおり離陸。
機材は777-200、ほぼ満席。
タイプ200とはいえ満席とは、相当な乗客数である。また、日本人の家族連れや女性2人組、カップルも多い。
日本では、社会人の「夏休み」というのは終わっている時期であるが、昨晩のフライトでも「夏休み」であろう多くの日本人が乗っていて満席だった。
20年前まで日本発のフライトは、お盆を挟んだ期間は航空券代がはねあがり、それでも手配が遅れるとチケットが取れないことも珍しくなかった。
今でも、お盆を挟む期間は高いことは高いが、以前のような極端な価格変動はなくなってきている。需要と供給のバランスで航空券代は決まるため、日本人の夏休みの取り方がフレキシブルなってきているのであろう。







2時間半のフライトでデンパサール・ウングラライ空港に到着。
他の東南アジアの都市と同様、空港は大きくなっており、インドネシア入国にはVISAが必要である。
1人25USドルで、日本円でも支払い可能なので2人分5,000円を準備して窓口に行ったら1人3,000円とのこと。
こんなことであればUSドル持ってくればよかった。
最近は、日本人があまり行かない国で地方都市に行く場合(モロッコ、インド、ヨルダンやシリア)や自国通貨が弱い国(ミャンマーやカンボディア)以外は数万円の日本円キャッシュとクレジット・カードしか持っていかない。
バリなので何も考えずに日本円しか持っていかなかったは盲点だった。
それも昨日、インドに持っていっていたUSドルのキャッシュの残り(200USドル)を、わざわざ財布から出して家に置いてきたのである。たかだか1,000円のことであるが、なんか悔しい。

そんなことがあったが無事入国。
荷物をピックアップし空港の外に出でた。出口では多くの出迎えの人の中に「OGAWA HIDEAKI」と書いた紙を持った人が立っていた。



再会

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