ダナンへ

今日も部屋のベランダから見る陽の出が美しい。

今朝もコム・ヘンを食べに行った。

フエ師範大学の看板

コム・ヘンも良いが、ゴハンではなく麺のブン・ヘンにした。出汁がほとんどない和え麺であった。
コム・ヘンと食感が違うのが面白い。
美味しくいただきました。

食後は川沿いを歩いて戻った。

これからダナンへ移動。
フエのアンクー・バスターミナルから15分ごとに出発している。
ダナンまでの所要時間は約３時間
タクシーでバスターミナルへ。
チケット売り場でダナンまでのチケットを50,000ドンで購入。

乗り場に行くとミニバスが待機している。
バスを撮影しようとすると止められて、さっさとバスに乗れとのこと。
荷物を預け、一番後ろの席の左下の段に座れとのこと。私の背中あたりにすでに1人座っている。
乗車人数を増やすため一番後ろの席を2段にして改造してあるのである。
その上、車内に持ち込んだカメラバッグが取り上げられ、3つ前席の下に押し込められた。
カメラ、財布、パスポートやスマートフォンまで入っているのに・・・私もまったく身動きできない。
乗ってきた人も次々とバッグを椅子の下に押し込められていた。

このカット撮影後、カメラバッグ没収

バスは満員になり出発した。
私は後ろの女性に当たらないよう背筋を伸ばして座っていた。
そんな姿勢は疲れるだけなので楽な姿勢にさせてもらい、逆に後ろの席のオバサンが脚を伸ばす時、私が隙間をつくるなど混在した車内で譲り合って座っていた。
バスは峠を登り降りするように曲がりくねった道を走っている。
眼下には海が広がっている。

走り始めて１時間15分程度経った時、周りの人が窓を閉め始めた。私も合わせるように窓を閉めると間もなくトンネルに入った。
そのトンネルの入り口にはベトナム国旗と日の丸が掲げられていた。
おそらく日本のODAで造ったトンネルなのであろう。

トンネルは結構長い、10分以上走ってやっと外に出た。
峠を下っていくと街中に入って行き、バス･ターミナルでバスは止まった。
ダナンまでの途中のターミナルだろうと思っていたが、ここがダナンである。
3時間かかるのじゃなかったのか？
で、気が付いた。
あのトンネルだ。トンネルによるショートカットのおかげで峠越えがなくなり大幅に短縮されたのだ。
おかげでえらく早くダナンに着いてしまった。

ダナン到着

バスターミナルからタクシーで、前日、ネットから予約したダナン・パシフィック・ホテルへ。
バス･ターミナルから市内に入った。先程、バスから見たときはダナンと意識していなかったので、改めて見てみると「都会」である。
フエから来るとサイゴンよりも都会に感じてしまう。

ダナン・パシフィック・ホテル

街中をしばらく走って、ホテルに到着。
街の中心に位置するダナン・パシフィック・ホテル。
便利なところと意識して予約をいれたのだが、こんな街中とは思わなかった。
お昼前にかかわらず、すぐ部屋に案内してくれた。
部屋に入るとサイゴンのサイゴン・ホテルやフエのニュー･スター・ホテルと同じ３つ星クラスだが、なんとなく見劣りがする。
さて、どうしようか。

ダナン、ベトナム戦争中は大規模なアメリカ海兵隊の基地があり、あのテト攻勢でもフエと同様、激戦が繰り広げられた街である。
現在は中部ベトナムに中心都市である。
ダナンの観光名所は市内中心部にはほとんどなく、遺跡やビーチなど周辺に点在しているのである。

サイゴン食堂

とりあえずホテルの向かいの食堂「サイゴン」で昼ゴハンを食べて、午後の行動を考えた。
市内をブラブラと言っても行けるところは限られている。
街が大きいのでフエを歩く感覚では無理だ。
とりあえずホテルからダナン大教会、ハン川まで歩いて距離感をつかむことににした。
ダナン大教会まで数分、そこからハン川までも数分。
思ったより近い。

再びダナン大教会に戻る。
教会は門が閉まっていて入ることはできない。
私は教会が見たいのではなく、ここの前から出発するバスに用があるのである。
ここから五行山経由ホイアン行きのバスが出ている。

ダナン大教会







黄色のバスがホイアン行き

ホイアンには明日行く予定なので、五行山（グーハン・ソン）に行こうとバスに乗った。
身動きできないほど混んでいて、一緒に乗った韓国人の5人組も「Oh!Jesus！」などと叫んでいる。
私は車掌に「五行山で降ろしてほしい」と頼んだ。運賃は20,000ドン（80円）だった。

途中、次々と乗客が降りて行く。
市内から20分程度とガイドブックに書いてあったので、そろそろかなと思ったが何もリアクションがない。
どこが五行山かわからないので降りようがない。
車内は混んで動けないので尋ねることもできない。
結局、１時間弱乗ってホイアンに着いてしまった。
まぁ、仕方がない。
予定変更である。

ホイアンの日本橋へ

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