フエへ


タンソン・ニヤット空港国内線ターミナル。













旧、国際線ターミナルでもあるので、なんとなく造りに覚えがある。

























ベトナム航空のカウンターでチェックインを済ませると、反対側にvietjetという航空会社のカウンターがあった。
どうやらベトナムのLCCのようだ。
キャビンアテダントの制服はキャップにポロシャツにショートパンツで、いかにもLCCらしい。
どこに飛ばせているのか気になるところである。












出発ロビーは国際線の名残なのか元・免税店がずらっと営業している。
そしてWi-Fiはフリーでつながる。







ベトナム航空1372便は、定刻どおり離陸。
1時間20分のフライトでフエ・フーバイ空港に到着。













フエ・・・ベトナム最後の王朝、阮(グエン)朝(1802年~1945年)の都がおかれた町である。
いわゆる古都である。







市内まで15km、タクシーかバスか。
タクシーは160,000ドン(600円)、バスは45,000ドン(170円)。
タクシーだとホテルまで直接いけるが、なんとなくバスにしてみた。













地図を見てもこぢんまりとした町であり、バス停のあるハノイ通からホテル歩いていけそうである。
満員のミニバスは約30分で、市内へ。
乗客は止まるごとに降りて行く、どうやら客の降りたい場所で止めている。何処をどう走っているのかさっぱりわからない。
私は運転手に「チャンカウバン通で降ろしてください。」と言った。
通りの2回程曲がったところでバスが止まり、「チャンカウバン通りだ」と言われたのでバスを降りた。
カフェの前だけど、ここはどこだ?

もう一人一緒に降りた人がいて、その人が「日本人の方ですか?」と話しかけてきた。
「はい」
「ここが、どこかわかりますか?」
「私もまったくわからないですよ」と話していると、カフェの人が私たちのところへ来て地図を見ながら教えてくれた。
どうやらホテルまで一本道で500m程である。
もう一人に日本人は、私と反対方向にあるホテルを予約しているということで別れた。

しばらく歩いてバスで来たことを後悔し始めていた。
昼前、気温はすでに35度を超えている。
目的の「ニュー・スター・ホテル」はすぐに見つかった。
大汗をかいてチェックイン。













スマートフォンの画面で予約証を見せるとすぐチェックインでき、ウエルカムドリンクまで出てきた。
一泊2,800円である。
部屋は7階。













ベランダに出ることができる。
高い建物が少ない町である。
このホテルが位置しているのは新市街で、ホテルや旅行者向けのカフェやレストランなどが集中しているエリアである。
旅行者にとっては便利なところでもある。

ホテルを出て、昼食を食べるため、近くの旅行者向けのレストランに入った。
ベトナム料理でもフエ料理は特別な地位にあり、繊細で美味しいことで有名である。
王朝の都がおかれ独自の料理、京都と似ている。







そのフエ料理のなかでもブン・ボー・フエは辛みがきいた独自のフォーである。
ブン・ボー・フエを注文。
しばらく待ってでてきたので赤いスープのフォー。



外国人向けの店のビールには氷が入らない







ガイドブックの載っている写真と違うなぁ、と思いつつ、一口食べてみた。
「うん?」
もう一口、そしてスープを飲んだ。
「美味しくない。」
辛いだけで、こくも何も無い。
店選びを間違えた。
観光客(特に欧米系)向けの店に入ったことが間違いだった。
京都で観光客向けの安い京料理の店に入ったのと同じである。
半分ぐらい食べて残してしまった。

























かえってお腹がすいてしまった。
そこでブン・ボー・フエの専門店に行くことにした。
先ほどバスを降りたチャンカウバン通りをまっすぐ南西に歩くこと20分。
途中、写真を撮りながら歩いていたので結構時間がかかってしまった。













店の名前はずばり「ブン・ボー・フエ」。
13時を回っていて客は少ない。
ブン・ボー・フエとビールを注文。
出てきたフォーは透明に近いスープで、上には大きなビーフやポークの肉が乗っていて、モヤシやミントなどの生ハーブがついている。













ライムを搾って一口。
美味しい。
よく出汁がきいた辛めでコクのあるスープにライムの酸味、太めの麺に食べ応えのある肉やつみれ、先ほどのフォーとえらい違いだ。
フォーとビールで50,000ドン(200円)、充分満足である。
フォーン川に向かって歩き橋を渡り、旧市街に入った。

























































































































王宮に行こうと思ったが暑すぎて気力が失せてしまい、ホテルに戻ることにした。
王宮にはもう少し涼しくなってから行こう。



王宮

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