ラマダンの終わり
朝食を食べている時、ウェイトレスがテーブルに来て「今日からサマー・タイム」ですと言った。
「ということはラマダンが終わったのですね。」
「そうです」と微笑みながら答えてくれた。
共用ラウンジ
ここにパソコンを持ち込んでWi-Fiにアクセス
これで日中でも堂々と水をが飲め、食べることができる。
1時間時計の針を進めて外出。
昨日までの街の風景と変わっている。
カフェでは人々がお茶を飲みながら談笑している、子ども達はアイスクリームを食べながら歩いている。
沢木耕太郎はアフガニスタンでラマダン明けを迎えた時「日本の正月のようだ」と書いている。
真夏の日差しのもとではあるが納得である。
昼間のカフェで談笑
昨日までなかった風景
人々の表情がとても明るく、なんとなくピンと張った空気が感じられる。
そして、10時を廻っている時間にもかかわらず、多くの店が閉まっている。
そのため街はガランとしている。
まるで日本の正月休みと同じである。
フナ広場に到着。
ここも人はまばらである。
そのまま、広場を突っ切り、奥のスークに向かう。
が、一部の土産物屋以外は店は閉まっている。
私の子どもの頃の日本の正月の風景と同じである。
しばらくこの界隈を歩いていたが、店のシャッターや玄関が閉ざされているうえに、人が歩いていないため面白くない。
ガランとしている空間
行き先を変更。
ここから約1km先にあるスーパーマーケットに行くことにした。
そこではビールが買えるという。
寄り道しながら歩くこと30分。
スーパーに到着。
だが閉店。
店が閉まっているから、スーパーも閉まっていて当然なのに、日本の感覚で個人商店は閉まっていてもデパート、スーパーは正月でも営業していると思い込んでいた。
まったくバカである。
暑い中、トボトボとフナ広場に戻る。
これはどうしようもない。
ともかく昼食を食べて、午後からの行動を考えよう。
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