メクネス


朝食後、今晩のエルフード行きのバスの予約をするためバスターミナルへ。







CTM(国営バス)の窓口へ。
今日は人がいる。
「今晩のエルフード行きのバスを予約したいのですが。」
「今、サーバーがダウンしているので予約ができない。」
とモニターを見ると、CTMの予約画面がフリーズ状態である。
「いつ頃、復帰するの?」
「わからない。昨晩からこの状態だ。」
そういえば、昨晩、CTMのホームページにアクセスしてバスの時刻を確認しようとしたらフリーズしていた。
「どうしたら良い?」
彼はサーバーが回復したら予約をいれるからと、予約の申請用紙を私に渡した。
私は必要なことを書いて、彼に渡した。
「それでは夕方にチケット取りに来るから。」
「大丈夫だ。サーバーが回復したら手配をしておく。」
頼むねと言って、バスターミナルを後にした。







ホテルに戻りチェック・アウト。

ホテルに荷物を預けてフェズ駅へ。

























これから向かうのはメクネスの街。
フェズから50kmほどの古都である。
コンパートメントを独り占めして、40分でアミール・アブデルカデル駅に到着。

























駅から東に向かい市庁舎横を抜けると広場があり移動遊園地になっていた。
人は誰もいない。
「ここにも遊園地があるのか?」
なるほど、子ども達にとってラマダンの期間中の夜の楽しみか。











































歩くこと20分、マクドナルドを横目に見て旧市街に入りエディム広場に向かった。
商店街の中を歩いていくが、営業している店のほうが少ない。













坂を登ってエディム広場に到着。







エディム広場の向かいには王宮がある。
その王宮の入り口の一つがマンスール門である。
北アフリカでもっとも美しく、有名な門の一つと言われている。
馬蹄形の門のデザインなど見事なデザインである。













門の通用口から中に入ってみると空間があり、その先には行けないようなっている。

一旦門を出て右側の門から中に入ると、そこは美しい中庭であった。
ここからムーレイ・イスマイル廟や風の道に行こうとしたが鍵がかかっていて入れない。時間的にまだ見学可の時間なのに。
結局、中庭だけを見て門の外へ。































エディム広場ではタジン鍋を売っている露天があり、奥に入っていくと市場であった。

























その広場を横切ってメディナへ向かおうとしたが入る門を間違えて、旧ユダヤ人街に出てしまった。
そこはバザールで押すな押すなの人出であった。
せっかくなので覗いてみることにした。

























市場はその国の生活ぶりがわかる場所ではあるが、フェズと代わり映えしないのと自分自身がそこで買い物をしない、人の撮影が難しいこともあり、歩いていても集中できない。
まして暑いが水を飲むのもままならない。















































































そうそうに市場を後にして、今度は間違いなくメディナへ。













細い路地を歩いているとグランド・モスクに出たが、異教徒は入れない。



















ただ一箇所だけ入れるところがあった。
10DH払って入ると、そこは中庭だった。
そこしか行けない。
タイルがとても美しい。
しばらくここで休憩。

















































もう14時、さてと夕方にはフェズに戻りたいのと、まだ昼ゴハンを食べていないので駅に向かった。

























結局、昼食は旧市街と新市街の間にある幹線道路沿いのマクドナルドへ。
ここしか開いていなかった。
マクドナルドに入るのは昨年、夏、インドのデリーの空港以来である。



チケットが無い!

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