台湾高速鉄道


朝食はホテル斜め向いのカフェで、バウチャーを渡してサンドイッチやコーヒーを選ぶとUFOのオモチャのようなものが渡された。
何だろうと思い、テーブルで待っていると、数分後にLEDが輝き振動を始めた。
「?」と思って見ていると、隣の客が「準備ができたので取りにこいという合図だ」と教えてくれた。













ナルホド、日本だと店員が番号札を探しながら商品を届けるが、これだと客が受け取りに行くため店員が動かずに済むので合理的である。




















ホテルをチェックアウトして台北駅へ。
台湾高速鉄道(高鐡)は台北と佐營(高雄)300kmを1時間30分で結んでいる。
専用ホームで待っていると佐營(高雄)行きが入線してきた。









台鐵が在来線、高鐡が台湾高速鉄道






































700系新幹線とまったく同じ車内







違いは12両編成ぐらいだろうか
ちなみに東海道新幹線は16両編成



乗り込むと日本の新幹線と同じ。
それもそのはず、日本として初めて新幹線の車両技術を輸出・現地導入した初めての事例である。
車両は700系の改良型の700T型である。
前方扉上のLEDの行き先表示、コンピュータ合成された女性のアナウンスの声は日本の新幹線と全く同じである。
シートテーブルのトイレや自販機の案内も新幹線で見慣れたものである。





















郊外を300km/hで走行





本日、最初の目的地は台南。
10時18分、台南駅に到着。駅は郊外の原っぱに造られていた。




















在来線の沙崙駅と接続しており、これで在来線の台南駅に向かう。
台湾の鉄道は切符の買い方、乗車方法など日本の鉄道と同じシステムなので迷うことなく利用することができる。
約15分で台南駅に到着。



今風な高鐡の台南駅



















マスクカバーが面白い

























手荷物預かり所
国鉄時代を思い出す






今風の機能的な高鐡の台南駅と比較すると威風堂々としたクラシックな駅である。
高雄行きの14時15分発自強号のチケットを買い、荷物を預け市内へ。









ちょうど台湾総統選挙の真っ最中
現職:中国国民党 馬英九と民主進歩党 蔡英文の対決
これは蔡英文支持の看板













台南市内滞在3時間30分。
どこまで回れるか。
台南は台湾を代表する古都である。
地図を見ると駅の西側が旧市街であり史跡などが集中している。
縮尺から判断すると歩いて回れそうである。
















台南駅を背にして西に向かう。
ちょうど昼時でもあり、台南名物の粽を食べようと専門店に向かう。
途中の町並みなどスナップしながら歩いていると、カメラのバッテリー残量のマークが一つ減り、残り2つとなった。



バッテリー残量計







LCD(液晶)表示したままだと消費電力が大きくなり、LCDを非表示にしてファインダー
を使い撮影すると消費電力は少なくなるので、そのぶん多くの枚数を撮ることができる。


これはバッテリーの1/3を消費して残り2/3という意味ではなく、すでに半分以上消費して、そろそろ注意したほうが良いというサインである。
この時点で、残り撮影可能枚数は30~40カットである。
「えっ、そんなに撮ったのか?」と確認してみると、朝から100カットも撮っていないが、いつでも撮影できるようにと電源をオン状態にしていたためだと思われる。




















X10のバッテリーは携帯電話のバッテリー並みの大きさしかないので容量が少なく、常に予備バッテリーを一緒に持ち歩いている。
まだ昼、このままだと予備バッテリーを使っても夜まで持たない。
充電用アダプターやケーブルは預けた荷物の中。
ホテルにチェックインして充電できる状況になるまでは、LCD(液晶表示)を使わずファインダーのみで撮影するなどしてバッテリー消費を抑えていかないと。













その後はLCDを消して撮影していたが、とうとうバッテリー残量が、残り1つとなり、赤い警告が表示された。
気をつけてはいたのだが、台南は日本家屋も数多く残っているので、ついついシャッターを切ってしまう。

目当ての店を見つけて特製八寶肉粽を注文。
通常の粽に貝柱や鮑などが入った豪華版である。
これ1個で昼食になるぐらいの量である。
そしてこの粽を撮影したらバッテリーがあがってしまった。

























台南市内の観光もこれから、そして高雄へ移動する。
午後から省エネ撮影だな!?


台南市内3時間30分

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