関西国際空港にて


12月の初め、仕事の調整がつき26日に休むことが可能となった。
例年、GWや夏休みは旅に出るが、年末年始は家の用事を優先して旅に出ないという生活をしている。
しかし、これだけ長い休みだと3~4日程度なら旅に出ることも可能であるし、26~27日を挟み28~29日に帰国するスケジュールを組めば、年末年始のピークからはずれるので今から手配しても安いチケットが出てきそうだ。

そこで25日出発28~29日帰国でチケットを探しみた。
無理をしてでも行きたいわけではないので、予算内でチケットが見つからなければ行かないつもりであった。
結果、LCC(Low Cost Carrier)のソウル便、台北便で安いチケットを見つけることができた。

韓国も良いが氷点下の中の旅は遠慮したいので、暖かい台北を選択。
昨年の台北行きと同じジェット・スターである。
25日出発28日帰国でサーチャージや空港使用料を合わせても2万8千円。
新幹線の京都-東京の往復運賃と変わらない。
3時間程度のフライトであれば機内食も映画も要らない。
iPodで音楽を聴きながら本でも読んでいれば3時間なんてすぐである。

私は過去2回台湾に行っているが、どちらも台北と、その近郊の町にしか行ったことがないので、今回は南に行くことにする。
台湾の新幹線にも乗ってみたいし。
それといつもと旅のスタイルを変えてみることにする。

もう一つはカメラ。
いつものNikonD300には留守番してもらい、FUJIFILM X10を持って行く。
サブカメラとして買ったX10、どれだけ使えるのか試してみるつもりである。

それ以外、事前にしたことは台湾高速鉄道とホテルの予約である。
面白いことに台湾高速鉄道は早く予約すると割引が適用されるのである。
ちなみに、乗車日の28日~16日前に予約すれば30%割引、15日~8日前に予約すれば10%引きとなる。また、一部適用されない列車もある。
この販売方法は飛行機のチケットの販売と同じである。
私は10日前に予約をいれたので10%割引であった。この制度を知っていたら16日前に予約を入れたのに、ちょっと悔しい。

クリスマス3連休の最終日の日曜日、15時過ぎに関空到着。
チェックインも出国審査もほとんど並ぶことなくスムーズに通過。

出発案内を見ると出発便の前後にはエア・アジアXやチェジュ・エアーなどのLCCが並んでいる。
今年(2012年)3月にはANAが設立したピーチ・アビエーションが就航し、夏にはジェットスター・ジャパン、エア・アジア・ジャパンも相次いで国内線に参入する。
中長距離はフルサービスの航空会社、近距離はLCCとか、ビジネスはフルサービスの航空会社、観光はLCCなどと目的別に使い分けていくことになるだろう。
LCCには何度か乗っているのでシートピッチが狭く、ほとんど傾かないリクライニングの座席にも慣れてしまった。

この日の関空、搭乗直前に晴れ、とても美しい夕陽を見せてくれた。



曇り空に陽が差した







搭乗途中のボーディング・ブリッジから一枚

17時00分、定刻に離陸。
搭乗率は80%ぐらいである。

本を一冊読み終えるころに台北着陸のアナウンス。
入国審査もほとんど待つことなく、手荷物は預けていないので、ものの15分程度でエアポート・バス乗り場に到着。

そこからバスに乗ること50分、21時過ぎに台北駅到着。
ホテルに行く前に台北駅で、翌日の新幹線の切符を受け取りに高速鉄道の窓口へ。
20分程並び、ネット予約のプリントアウトとパスポートを見せるとすぐに発券してくれた。

しかし、わざわざ駅の窓口に並ばなくても、もっと簡単に切符を受け取る方法があるのである。
それに気がついたのは復路のチケットを受け取る時であった。

予約していた華華大飯店(Hotel Flowers)にチェックインしたのは21時30分過ぎであった。
このホテルは、昨年泊まった福泰桔子商旅社の近くにあり、台北駅から徒歩5分という便利な場所に位置している。

部屋に荷物を置いて外に出ると、意外に気温が低い。
もちろん日本より暖かいが12~13度ぐらいである。
この時間になると閉店している店が多く、結局、昨年と同じ紅燒焼肉麺の店で遅めの晩ゴハン。














部屋に戻ってテレビを見ていると、どうやら今日の気温は低いらしい。
つまり異常気象である。
なるほど。









ホテルの1階はセブン・イレブン
地下1階はCoCo一番屋













明日からは平年並みに戻り、高雄は20度の予報である。



台湾高速鉄道

表紙へ

海外旅行目次へ