コンノート・プレイス


コンノート・プレイスは、上から見ると中心から放射線状に8方向に道路が延びて、それをつなぐように同心円状に3本の道路が走っている。
建物は、道路の形状に沿ってバームクーヘンをカットしたようにカーブを描いて建設されている。全部で14のゾーンに分かれている。

























ニュー・デリーを象徴するようなエリアであるが、老朽化が進み、現在、道路や建物の改修作業を進めている。
そのため通行止めなどの道路があり、昨日のタクシーの乗車拒否もこれが原因である。



















コンノート・プレイスの中心は公園となっていて、その地下には地下鉄の駅があり、ニュー・デリー駅までは一駅である。
またオールド・デリーエリアへも地下鉄で行くことができる。



















以前来た時には、地下鉄はまだ無かったため、どこへ行くにもバスに乗るのに苦労し、リキシャやオート・リキシャではぼられてばかりだった。
セントラル・コテージ・インダストリーズ・エンポリウムに行った。
ここには政府の物産展でありインドの手工芸品、アクセサリー、布地、紅茶などが集められいて、まとめて買うには便利なところである。
それに商品数が多いので選択の幅があるのもありがたい。
ここで土産をまとめ買い、と言っても、もともと土産を買わないので、頼まれた物とか必要最小限しか買わない。













コンノート・プレイスに戻りブロックの一角を占めるパリカ・バザールを覗いた。
ここは地下にあり、多くの店が営業しているが、とりたてて買いたい物もなく外に出ると、後ろからいきなり肩をつかまれた。
耳掃除屋であった。
インド人は挨拶なしでいきなり身体を触る人が多い。
これは、何度経験しても慣れない。
ホテルに戻り荷造りしチェックアウト。

昼食は、Dブロックにある、エンバシーという店に入った。
ビールとビリヤーニを注文。

正面には大きなモニターが設置されていてクリケットの試合の中継をしていた。
インド国内リーグのチャンピオンチームとイングランドとの試合である。
クリケットについては、ルールが複雑なのと何日にも渡ってやるぐらいの知識しかない。試合を見ていても、見た目は野球と似ているのだが、ゲームのルールがまったくわからない上、日本の野球中継と同様、ハイライトシーンや前の打席の対決などが挿入されるため、なおのことわからなくなってしまう。
国技ということもあり、スタンドは超満員。
一投一打に興奮している姿は、甲子園球場の阪神ファンと同じだ。
食事を終え、結局、試合経過は何がなんだかわからないまま店を出た。



















地下鉄に乗ろうとするとボディ・チェックがあった。
空港で使用している機械と同じである。
荷物の検査も同様にある。
地下鉄に乗る人まで全員チェックするのか。
ともかく、この国は、どこに行っても警官だらけである。
地下鉄はバスと違い、シンガポールや台湾の地下鉄と変わらないデザインであり機能的である。
それではオールド・デリーへ



オールド・デリーを歩く

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