独立記念日


今日はインドの独立記念日。
デリーを出発する時、K君が「日本大使館より『独立記念日は暴動なども起こる可能性があるから行動には注意してください』という通達がありました。特にデリー、コルカタ、ムンバイ、ベンガルールなどの大都市は注意するようにということです。」
「たしか15日にカジュラホにいるはず。」
「カジュラホのような田舎でしたら大丈夫でしょう。インドと日本の関係は良いので狙われることも無いでしょう。」
「そうありたいね。」と笑って返事をした。



ホテルの従業員





朝ゴハンをホテルではなく、昨日行ったマドラス・コーヒー・ハウスで取ろうと思いホテルを出た。
中心部へ向かう道は走っている車もまばらである。













独立記念日は祝日でもあるのでなおのことなのだろう。
暴動どころか人がいない。













沐浴池に着いたが昨日の射撃大会のように人はおらず、沐浴をする人々がいるだけである。
マドラス・コーヒー・ハウスに着くと開店準備中。
あたた。

仕方がない開いている店を探そうとしたら、隣の寺院から音が聞こえてくる。
人が次々と門をくぐって境内に向かっている。
「何をやっているのだろう?」と思い、私も門をくぐった。

























そこには広場があり、多くの子供達が集まっていた。
正面にはマイクが設置され国旗が掲揚されている。
独立記念日の式典なのだろう。













村長なのか年配の方が、私のほうにやってきた。
「部外者は出て行けなのか?」と思ったが、「ウェルカム」と言って握手を求めてきた。
「セレモニー・フォー・インデペンデンス・デイ?」と尋ねると「イエス」と言い、私を来賓席に連れていこうとする。
さすがに通りすがりの旅行者が来賓席に行くわけにはいかないだろうと固辞した。













村長は、それでは前のほうで見てくれと大人の参列者の前に案内してくれた。
ここだと写真が撮りやすいので、好意に甘えさせていただいた。
8時30分式典が始まった。































少女3人が歌い始めた。その曲は、私でも聴いたことあり、式典の最初だから国歌であろう。
そして村長のスピーチ、少女達の歌、来賓の挨拶、少女達の歌と式典は進んで行く。



























この人が村長

子供達は、突然やってきた外国人が写真を撮っているのが気になって仕方がないようである。私のほうをチラチラ見ている。
式典が始まり30分、まだまだ続きそうだったが村長に挨拶をして式典会場を出た。































旅に出て、予想をしていなかった出来事に遭遇するのは楽しいものである。


西群寺院再び、そしてジャイプールへ

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