アンコール遺跡群ツアー 2


そして出発すると、再び土産物屋による。
関西出身のカップルと「買うモノあらへん」と言いながら店内を見ていると、椰子酒を見つけた、「これ、飲んでみたかった。」と即買い。

14時過ぎアンコールワットに到着。

























朝に引き続き2度目なので感動は無い。
今にも雨が降り出しそうな天気である。
塔に向かって歩いていくと子供達が集まって記念撮影をしている。
写真を撮っている人の左腕の三角形の中に写っている人が中心である。
撮影が終わると写真の中心にいた兄ちゃんが財布を出して、子供達にお金をばらまき始めた、子供達が競って取ろうとするので韓国語で怒鳴っているのが聞こえる。
こんな記念撮影するなよ・・・まったく。







左側に行くと池があり、この位置からアンコールワットを眺めると5つの塔がすべて見え、池面にはアンコールワットが映るという場所である。
例によって記念撮影大会の後、建物内へ。



















第1回廊西面には「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」をモチーフとしたレリーフが彫ってある。
ブッティーさんは「マハーラーバタ」の戦闘場面や、「ラーヤーマナ」のハマヌーン軍に対する20本の腕と10の頭を持つ魔王ラーヴァナなど説明してくれる。
一人で来ていたら適当に写真を撮って、ほとんど素通りしていたであろう。














そして寺院内部へ、江戸時代に「祇園精舎」と勘違いしてアンコール・ワットを訪れた森本右近太夫一房の落書きなどを見て、中央の塔へ。
雨が降ってきた。









歴史に残る落書き





























ここは入場制限があり一定人数以上入れないようになっている。
降りて来た人と交代で急な階段を上る。
私は朝から石造りの建物を見てきたのでいささか飽きてきている。































最上階を見てまわっている時、関西人カップルが「ここに唯一舌を出しているデバターがあるんですよね。」とブッティーさんに尋ねた。
「そうなんですよ。ただ、普通に見ていても見つかりません。」と案内してくれた。
塔の中心部の四角い狭い空間の片隅にそれはあった。確かに舌を出している。
光もほとんど当たっていないので、素人が探しても見つからないだろう。
柱の横で半身しかないのと、後ろに下がれないのでとても撮影しずらい。






































塔から降りて、第1回廊の東面へ。
ここにはヒンドゥー神話の乳海撹拌図のレリーフが施されている。
ビシュヌ神の化身の大亀の背に乗せた第マンダラ山を両サイドから神々と阿修羅(神に対する悪神)がナーガの胴体を綱として引き合う姿である。
中央にはビシュヌ神も描かれている。
また梅は1000年もの間撹拌され乳海となり、そこからはラクシュミーやアプサラが生まれ、最後に不老不死の薬「アムリタ」ができたとされている創世神話である。































残念ながら、神側の半分が修復工事中ですべて見ることができなかったが、私は満足であった。
そしてアンコール・ワット内で最後に案内されたのは「歯を出しているデバター」・・・なるほど。































ツアーは最後の目的地プノン・バゲンへ。














約20分歩いて頂上の広場に到着。
ゾウでも片道20分、20$。







残念ながら、雨は上がったものの曇天。
夕陽に照らされるアンコール・ワットを見るのは無理である。
朝日も日没もダメ・・・これはついていない。












































そしてツアーも無事終了。
一組ずつホテルに届けて、OL3人組は、例のレストラン「バンテアイ・スレイ」で降ろしてもらっていた、そして私ともう一人が最後となった。
その人は7$の追加で民族ダンスショーを見ながら夕食のオプションを申し込んでいたようで、そのレストランの前にバスが着き、私のホテルは道路向かいなのでここ降りた。
18時45分・・・ブッティーさん、朝の4時30分から今の時間まで仕事とはいえお疲れ様でした。







晩ゴハンをどうするか。
バンテアイ・スレイに行く誘惑にもかられたが、やはり別の店にしよう。
徒歩15分ぐらい所に、パブ・ストリートというエリアがある。
ここは外国人旅行者向けの店が集まっているエリアで、その中の一軒で真っ当なカンボディア料理を提供している店があるという。

ほぼ時間どおりでパブ・ストリートに到着。
目指す店は「クメール・キッチン」。
アモック・トウレイ(雷魚のココナッツミルク蒸し)とソムロー・カリーを注文、ビールはもちろんアンコール。



















大変美味しくいただきました。
ただ外国人向けということでハーブ類はなかったのが残念。
それ以外はBBQなBARなど外国人向けの店ばかりである。

























































こちらの少女には魚は寄ってこない












さて本日のマッサージは赤いポロシャツの店。
その前に、店頭でドクター・フィッシュ初体験。









本日のマッサージ嬢

皮膚の老廃物を食べに集まってくる、足の裏まで吸い付くのでとてもくすぐったい。
明日はトンレサップ湖へ。


お散歩しましょう

表紙へ

海外旅行目次へ