婚約式


朝7時前、この時期猛暑のバンコクもこの時間だとまだ涼しい。







ホテルのガーデンテラスでは婚約式がはじまろうとしていた。

婚約式は、日本で言う結婚式になる。

L嬢が中国系というのもあり式は中華スタイルである。

嫁取りの儀式や縁起合わせの数字にこだわるのはかって香港で見させてもらった結婚式と似たようなパターンである。

7時前に花婿側の参列者はK君のご両親を先頭にして友人などが後ろに並ぶ。

ご両親の後ろには結納を持った友人が並ぶ。
結納金は縁起の良い「4」という数字から440,000バーツ相当。

タイバーツは縁起の良い「赤」の100バーツ紙幣の札束、日本円は1,000円札の札束。

K君曰く「1万円札だと一束になってしまうけど、1,000円札だと10束になり見栄えがしますでしょ。」とのこと・・・なるほど。

それ以外にも金の延べ棒、結婚指輪などを手分けして持って並ぶ。

7時19分。
「まだ式は始まっていませんが、7時19分を持ちまして結婚が成立したことを報告させていただきます。」
こちらも縁起の良い「9」という数字からきている。

そしてやっと嫁取りの儀式が始まった。
掛け声をかけながら嫁の家(?)の玄関に進んでいく。
迎える花嫁側は「嫁がほしいならこれだけ(金額)出せ」とか難題を吹っかけてくる。
その一人ひとりにご祝儀を渡して通してもらう。

お眼鏡にかなったのか、ご祝儀をはずんだのか無事通してもらうことができた。

テラスの上に花嫁が待っていて花婿が迎えに行き無事認められたようだ。

花嫁をエスコートして彼が降りてきた。







そして式が始まった。






結納を交わし、目上の方々に感謝をこめてお茶を捧げる献茶の儀、最後は役所から立会い人が来て友人代表がサインを交わして最後本人達のサインで結婚が成立。

























日本で言う人前結婚。







7時30分頃にスタートした式も8時30分過ぎに無事終了。

暑気のバンコク、一気に暑くなってきた。
部屋に戻って休憩。
同じにホテルにして良かった。













次の結婚式までちょっと時間があるので、物好きだと思いつつホテルの正面入り口に行ってみた。







本館から200mほどのタクシーウェイを下っていくと通りに出た。






バンコクのホテルの玄関口あたりはタクシーなどの客引きが多くいるが、ここは中に入りすぎて客が歩いて出てくるなんてことが少ないだろうから一台も停まっていなかった。











































そこは見慣れたバンコクの一風景だった。

さて部屋に戻ろう、結婚式の服に着替えなくては。


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