無料特典航空券


6月中旬、コロナ禍による規制も緩み人の移動も日常に戻りつつあり、7月以降の公共交通機関も通常ダイヤに近くなった。
妻のマイルクレジットも20,000マイル貯まっているため、8月上旬にどこか行こうかという話になった。
最初に北海道や沖縄を調べたが無料特典航空券はどのフライトも満席。
「やはり満席か」
北海道と沖縄に集中するだろうと予想どおりであった。
無料特典航空券で行ける空港から組み立てるつもりなので、何所でも良かった。
千歳、那覇以外はどのフライトも空席がある。
結局、8月1日伊丹-仙台、8月3日仙台-伊丹便を予約した。
仙台は何度か行っているが松島や作並温泉もあるし、食べ物も美味しい。
妻は仙台は初めてということもあり決定したが、今一つ旅に出る高揚感はない。
旅程は直前に決めるとして、とりあえずホテルは予約をいれた。

7月中旬からコロナ陽性者の人数が増え始め、自治体によっては自粛要請が出された。
一方、7月22日から政府のGoToトラベルキャンペーンが始まったが、直前に東京都民や高齢者は除外など混乱をきたした。
そのため非常事態宣言終了後の旅に出ようという気分に水をかけることとなった。
7月27日、仙台の旅行スケジュールを組み立てようとフライトを確認したとき、もしやと思い千歳や那覇の無料特典航空券を調べたら、ほぼ全便で空席がでている。
妻に「千歳便や那覇便でキャンセルが出て席取れるけど、どっちに行きたい?」と尋ねたところ「涼しい北海道が良い」ということで急遽千歳便に変更。
行き先変更のため3000マイルのキャンセル料がかかるが、北海道のほうが旅の気分になる。

幸い北海道は受け入れ自粛の要請は出ていない。
ホテルも仙台から札幌に変更し、レンタカーも予約した。
ホテルも安いレートであり、大阪-札幌2泊3日、2人でフライト代と宿泊料、レンタカー代で22,000円となった。
観光のピークであるこの時期、人気路線の無料特典航空券は半年前でも取れないこともある、ホテルも手頃で便利なホテルは満室で予約が取れない。
それが3日前で希望どおり手配ができるとは、旅行産業がいかに厳しい状況なのか物語っている。


8月1日、ANA773便9時55分発千歳行き。
搭乗率は50%ぐらいだろうか。
土曜日ということもあり、ビジネス客は見かけない。
出張自粛というのもあるだろう。








11時50分、北海道らしい枡目模様の開拓地を見ながら定刻に千歳空港に着陸。
エアポートライナーで札幌駅へ。













コインロッカーに荷物を預けて、駅上のJRタワーステラプレイスへ。
6階の根室花まる寿司へ。
札幌に来たら一度は行くお気に入りの店である。
12時30分すぎ、いつもなら1時間待ちも珍しくないが、今日はほとんど待たずに入ることができた。

























回転寿司とは思えないクオリティで充分満足して、駅に戻る。

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