フィレンツェへ


朝食の後、9時25分の列車でフィレンツェへ。
ベネチア・サンタ・ルチア駅。
9時35分発、11時45分フィレンツェ、サンタ・マリア・ノヴェッラ駅到着予定。
いつも感じることなのだがヨーロッパの鉄道駅は旅を感じさせる情緒がある。
日本を含めアジアの鉄道駅の慌ただしさとは違う。



















指定の車両に乗り込むと、おそらく英国人の8人のグループが大きなキャリーバッグを通路において、どこに座るか話しており、入れ替わったりして何も決まらない。
私たちも通路で待たされて動けない。
「こんなこと乗る前に決めておけよ」と思いつつ、「ハリー!」と声を出した。
8人組は驚いたように私を見て、何人も待っていることにようやく気がついた。
そのうちの年配の一人が私に「ちょっとまってね」と日本語で返してきた。
よく日本人とわかったな。
苦笑するしかない。
その後も、荷物をどこに置くなどなかなか決められない。
列車が動き出して、ようやく自分の席にたどり着いた。



プリントアウトやスマートフォンの画面表示で乗れる時代である












11時45分、定刻に到着。
15年ぶりのフィレンツェ。
駅から四ツ星ホテル・ローマまで徒歩10分。
キャリーをゴロゴロ引いて到着。
サンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面している。







お昼ということもありフロントには人気がなく、フロント嬢が一人だけ。
荷物を預かってもらうおうと話しかけたら
「チェックインは14時から」と一言。
「荷物を預かってほしい」
「じゃあ、これに書いて」と預かり証を渡されて記入して返すと。
「そこに荷物置いといて」と荷物置き場を指差された。
愛想の欠片もない対応に笑ってしまった。







ともかく荷物を預けてフィレンツェ最初の目的地へ。


サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局

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