ゴンドラへ


朝食後、ホテルの近くのゴンドラ乗り場へ。
今回の旅の目的の一つ、妻のリクエストで「ゴンドラに乗る」こと。
ベネチアの運河には何カ所もゴンドラ乗り場がある。
どこからでも乗ることができるが協定料金でどこで乗っても同じである。
30分最大6人までで80ユーロ。以降15分ごとに40ユーロ加算。夜間料金もある。
ここでもケチっても仕方がない。
誰もいないのでしばらく待っていると、9時過ぎにゴンドリエーレ(ゴンドラ漕ぎ)が出勤してきた。
受付のようなものもないので、試しに「クレジットカードは使えるか?」と尋ねたところ。「キャッシュ・オンリー。すぐそこにATMがある」との返事。
これで昨日両替したユーロの大半を使ってしまった。30分で約1万円、結構な料金である。
舟に乗り込む。



















川面と同じ高さで面白い。
カナル・グランデをしばらく進み、細い水路に入っていく。
ゴンドリエーレがいろいろ「この家は、何々」と説明してくれる。
そんなことより、水面から見る「地上」が面白い。
橋をくぐるたびに観光客が写真を撮る。
おもわず手を振ってしまう。
観光客も朝一のゴンドラということで盛んにシャッターを切っている。

























ゴンドリエーレは、私のカメラが気になるようである。
「お前はプロカメラマンか?」と尋ねてくる。
妻が「アマチュアだ」と答えた。いつもこのようなシチュエーションでは「プロで、今回は休暇で来ている」と答えると話が終わるのだが、アマチュアと答えたために(そのとおりなのだが)
メーカーは、値段はと質問が続いてくる。































その間もゴンドラは水路から水路へ進んでいき、30分後、ゴンドラ乗り場に戻ってきた。一緒に記念撮影したのち、ゴンドリエーレがカメラを見せてほしいと言ってきた。
まぁ、持ち逃げすることもないだろうと思いカメラを渡した。
NikonDfに24-70mmF2.8のレンズを装着している。
特にNikonDfはデジタルカメラだがフォルムはフィルムカメラなので余計目立つ。
「重いな。Nikonか」
ファインダーを覗いたりしている。
「いくらだ?」
「約4,000ユーロ」
「それは高いな」といって満足したのかカメラを返してきた。



















ゴンドラ体験は面白いけど。
ベトナム、タイ、インドと同様1回でいいかな。


サンマルコ広場ふたたび

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