平成最後の夏


この夏「平成最後の夏」という言葉をよく聞き、読んだ。
2019年、天皇陛下の退位で元号が変わるためである。
なぜこのようなわかりきったことを書くのかというと、後年、この旅行記を読み返した時に2018年(平成30年)の夏の様子を知るためである。
ホームページを初めて22年、約70編の旅行記をアップしている。

以前は3泊4日の短期旅行記でもアップしていたが、近年はSNSで海外から即時にアップできるため、帰国してからわざわざホームページでアップすることも少なくなった。
LCCの普及で年1回の海外旅行が、週末、気軽に1泊2日や日帰りで行ける時代になったこともある。

ただ1週間程度になると、自分の記録として作成は続けている。
現地で「前回来た時はこうだった」とけっこう役に立っている。

さて、平成30年(ふだん西暦しか使わないが、あえてこう書く)の夏の旅であるが、例年だと10日ほどの旅と、家族で香港、台湾に3日程度の旅を組み合わせるが、今年は8月15日にどうしても外せない仕事が入ってしまった。
それと、結婚30周年ということもあり妻と遠出をしようと話していた。
偶然に30という数字が重なったため気が付いたのだが、1988年10月に結婚し(その時の旅行記はこちら→新婚旅行もバックパック)、年が変わって1989年1月7日に昭和が終わり平成になったのである。
つまり結婚生活はまるごと平成だったと、今さらながら気がついたのである(苦笑)

妻からは「E&Oホテルに泊まりたい」というリクエスト。
1月に私が行ってさんざん良かったと吹聴したのと、東南アジアの料理が好きなのでマレーシア、シンガポールとした。
妻の夏休みが8月17日~23日のため、それでスケジュールを組み立てた。
それと飛行機もちょっと贅沢に。
行きはプレミアムエコノミー、帰りはアップグレードでビジネスクラスにした。
私はANAの上級会員なので、荷物は優先扱い、ラウンジも使用できる。
少しは記念旅行になるかな。

さて、前半。
9日からの夏季休暇となるが、その前は仕事が詰まっているため休日を取るのは無理である。
そうなると9日~14日の6日間である。

香港や台湾の近場にしようかとも考えたが、LCCで気軽にいけるエリアでもあるので、わざわざ高い運賃を払って行くこともない。
ヨーロッパや中東、インドはちょっと日程が厳しい。
となると東南アジアか。

候補はラオス、ミャンマー、ベトナム南部あたり。
どこも10年以上行っていない。
ウラジオストックも面白そうだが、意外とチケット代が高いのと日程が合わなかった。

6日間で現地滞在時間を長く取れるフライトを調べたところ(基本はANAとスターアライアンス)、往路は関空からベトナム航空でホーチミンへのフライト、13時30分に到着、復路はホーチミンから成田経由伊丹が同日着である。
これだと地方まで行くことができる。
2018の夏の旅、前半はベトナム、後半はマレーシア、シンガポールとなった。


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