ポカラ追跡
30年前に歩いた場所探し。
1986年撮影のポカラ
この場所を探している
起点はフィッシュテイル・ロッジである。
ここはペワ湖の対岸にありホテルに行くためには専用の船(筏)のみである。
当時、ここに泊まっていたため、スタートはここからになる。
またマチャプチャレが写っている位置からして、現在泊まっているエリアではなく、もっと東側だったはずである。
ロッジから東に歩いていく、建物が増え風景が一変しているためカトマンズと違い記憶と一致しない。
フィシュテイル・ロッジ・・・アプローチは筏のみである
1986年撮影・・・フィシュテイル・ロッジから見たヒマラヤ
今はビルでまったく見えない
ポツポツと雨の振る中、ラスターバンク・ロードを北に向かう。
おそらくこの道を歩いていたはずである。
30分程度歩き大きな交差点にでた。
たぶんこの道のはず・・・
その時、道路向かいから兄ちゃんが私に「ヒマラヤ!」と大きな声で呼びかけてくる。
彼の指した先には雲が切れてアンナプルナが見えている。
一瞬だけ見えたアンナプルナ
私が撮影しながら歩いているのを見ていたのであろう。
もう少し全体が見える場所がないかと、西に向かって歩き始めた。
どうしても建物や電線が邪魔で見通すことができない、また雲がでてきて峰を隠してしまった。
とりあえず昼食。
地元の人が来る定食屋へ。
わかりにくい場所にあるが、続々と人がやってくる。
昼前だというのに満席であり、別室に案内された。
そこには地元のカップル3組が待っていた。
まもなく定食が運ばれてきた。
外国人である私にはスプーンがついていたが、いつものように右手で食べ始めた。
そうすると回りはいっせいに私に注目しはじめた。
そして私に話しかけてくるがネパール語はまったくわからないので困惑していると、1人、英語を話せる人が「おまえは外国人なのに手で食べるのか?」と聞いてきた。
「そりゃ、手で食べたほうが美味しいじゃないか」と答えると、彼が他の人に通訳してくれた。
それで一斉に部屋の空気が柔らかくなった。
私を見てうなずいている女性もいる。
とてもわかりにくい入り口
もちろん定食も美味しかった。
ただウェットティッシュは必需品であるが。
店を出ると雲が切れ晴れ間が見えてきた。
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