ハバナ・クラブ～さよならキューバ

午後のフライトでメキシコシティへ、そして成田へ飛ぶ。
実はフライト予約時に失敗をしている。

復路も往路と同じようにメキシコで１泊する予定だったが、ANA179便はメキシコシティを8月18日2時20分発。
ハバナ発のアエロメヒコ452便は8月17日15時10分発、メキシコシティ着17時15分。
当初、夕方にメキシコに着き、市内で一泊し、翌日の夜に空港に向かうと思い込んでいたが、実は9時間のトランジットであることが判明。
判明どころか最初からそんな予約をしていた私が悪い。
空港から市内に夕食を食べるためにタクシーを飛ばすこともありだが、それも中途半端である。
勝手のわかっているアジアやヨーロッパの空港なら考えるが、店をほとんど知らないメキシコではどうしようもない。
アエロメヒコとANAは別々にチケットを購入しているため、スルーチケットの発券が可能かどうかは空港で交渉である。

ハバナクラブの蒸留所に行ったが見学はやっておらず、売店のみオープンしていた。
ハバナクラブを買おうとしたが、ここで買うなら空港の免税店のほうが安いだろうと思い購入を見送った。

最高級は1700CUC＝18,7000円







ハバナ免税店が買ったハバナ・クラブ7年

昼、チェックアウト時にタクシーを呼んでもらう。
来たのはクラシックカー。
空港まで故障しないでほしい。
料金は来たときと同じ30CUC。
約30分でエンストすることもなく空港に到着。
手元に残った50CUCを再両替しようとしたら、不可とのこと。
やってしまった。
外貨が欲しい国は再両替ができないことが多いが、近年、そのような国に行っていなかったため油断していた。
まぁ、いいさ。
クレジットカードで買おうとしていたラム酒、ハバナクラブ7年をキャッシュで買えばすむことである。
ハバナクラブは１本は自分用、１本はいつもお世話になっているBar Agitへのお土産である。
ハバナクラブは日本にも輸入されているので、ローカルのラム酒がないかと探したが、さすが共産国、ハバナクラブしか見つけられなかった。
免税店で2本購入したが、市内の売店と免税店が同じ値段であった。
何が免税？

帰国後、Bar Agitにハバナクラブを届けた後日談である。
8月下旬に店に行くと、マスターの奥様のTさんが「ogawaさんにいただいた、ハバナクラブ7年ですが、ウチにあるハバナクラブ7年と味が違うのですよ。」と言って両方を飲ませてくれた。
「同じ7年ものですし。オールドボトルならともかく免税店で買ったものですよ。蒸留酒なのに味が変わるなんて」
並べてみるとまずボトルの形が違う、日本で販売しているボトルはなで肩だが、私が買ってきたのは丸肩のボトルである。
一口ずつ嘗めてみると、明らかに味が違う。
現地で買ったボトルのほうが味が濃く熟成感がある。
「へぇ～、これだけ違うんだ」
たしかにウィスキーなど蒸留酒は近年軽い味になり、オールドボトルのほうが味がしっかりしている。
ただ、このハバナクラブは免税で売っているものと日本に輸入されているものにさほどタイムラグがあるとは思えない。
日本向けにブレンドを変えているのだろうか？

さて話はハバナ空港のチェックインに戻る。
アエロメヒコのカウンターでハバナ－メキシコシティ－成田のスルーチェックインが可能かどうか問い合わせしたところ、メキシコシティ－成田－伊丹間はすでにチェックイン済みのため（インターネットチェックインで24時間前に自動的にチェックインとなっている）、ハバナ-メキシコ間をつなげるのはできないとのこと。
結局、メキシコに一旦入国して再度チェックインが必要となる。
17時15分定刻にメキシコシティ着。
入国し、ターミナル2からターミナル１へ移動。
まだ18時だよ。
あと8時間。

メキシコシティ到着・・・長い８時間が始まる（溜息）

スルーチェックインができていればラウンジで飲んで寝ていることもできるのだが。
ANAのカウンターにいってみるとチェックイン開始は22時からとなっている。
結局、カフェでビールを飲みながらネットで時間をつぶすこととなった。
22時やっとチェックイン、ラウンジに直行。
2時搭乗開始、長かった。

キューバ、どう変わっていくのだろう。
何年か経ったら、また来てみたい・・・いつものように「そうさ、また、来るさ」と呟き、欠伸をしながら飛行機に乗り込んだ。

2018.8.9～8.19

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