ホテルマジェスティック
朝、飛行機の爆音が部屋に響いた。
飛行機というより戦闘機だな。
こんな朝早くから訓練しているんだ。
今日は9時30分のフライトでサイゴンに飛ぶので、朝ゴハン後、空港へ。
最近、建て直したのか新しい空港である。
待合室で待っていると、戦闘機の爆音が。
一番、遠い滑走路に着陸し、パラシュートを使い減速している。
遠目で機体がわかりくいが、MiG21?
撮影した写真を拡大すると、まちがいなくMiG21だった。
ソ連製で、たしか原型飛行が1955年、NATOのコードネームはフィシュベッド。
ベトナム戦争の頃、北ベトナムの主力戦闘機であり、F4ファントムやF5タイガーを相手に戦った戦闘機である。
こんな古い機体をまだ使用しているのか。
蒲鉾形の格納庫が軍用施設であることをうかがわせる
約1時間のフライトでサイゴンに到着。
そのままタクシーで、ホテル・マジェスティック。
このホテルは、サイゴンで一番好きなホテルであり、今回も最後の1泊はここと決めて予約をいれていた。
1999年のベトナム旅行記「Hotel Majesticにて」
まだ午前中なので、部屋に入れず、荷物を預けて昼ゴハンへ。
ホテルの戻ると121号室に案内された。
なぜかアップグレードしてくれ、とんでもなく広い部屋だった。
「一人で泊まるのはもったいない」と思ったほどだ。
日中は暑いのでプールで涼み、昼寝。
一つひとつの装飾が美しい
灰皿もご覧のとおり
午後遅い時間からは国営百貨店とベンタイン市場に買い出しへ。
ベトナムコーヒー、ハス茶、カップ麺のフォーなどを国営百貨店で買いだし、ベンタイン市場では妻から頼まれていた食器を買った。
国営百貨店
希望通りの食器が見つかりました
ホテルから百貨店に行く途中に一軒の写真屋があった。
Nikonのデカイ看板をつけた店だが、その店先で店の人がカメラの分解修理をしていた。
その手つきが良さにしばし見とれてしまった。
そして夕刻、私はホテルの屋上に向かった。
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