リヤドと旧ユダヤ人居留区


今回、私が泊まっている宿はブー・ジュルード門のすぐ近くのリヤド・アル・アカワイン(Riad Al Akhawaine)という1泊4,000円の三つ星ホテルである。
日本で予約を入れていた。
なぜこのホテルを選んだ理由は古い邸宅を改造したホテルである。(京都の町屋を改造した旅館と同じである。)
イスラム建築は外からみると質素だが、家の中の装飾はタイルなどで美しく飾りたてられている。
知り合いでもいない限り、そうそう見ることができないので、このホテルを予約したのである。



細い路地を入ったところにある

入り口は路地を入ったところにあり、わかりにくいが、一歩入るとまずタイルで飾られたロビーがある。
このホテルに滞在中、このロビーはよく使った。
なぜならWi-Fiの波が、部屋では拾えなかったからである。



ロビー



















夜になると







上から見ると

2階が私の部屋であった。
鍵にはファティマの手がついている。

部屋番号がないと思ったら、なんと2階1フロアすべてが部屋だったのである。
部屋にはいると中央がリビング、テレビやソファが置いてある、その広さは十畳ぐらい。その左手がバスルーム、バス、トイレ、シャワーなどがあり、8畳ぐらいの広さがある。
なんでこんなに広いんだ。









リビング







バスルーム

リビングの右手が寝室、天蓋付きベッドである。
ここは6畳ぐらいか。

そしてリビングの奥にはサンルームがある。
一人では持て余してしまう広さであった。
宿の人はみな親切だったし、(写真は撮らせてもらえなかったが)居心地のよいホテルであった。









夜になると

さて、バスターミナルから戻ると、メディナの外、つまり城壁の外にある旧ユダヤ人居留区に向かった。ユダヤ人居留区といっても、イスラエル建国時に多くのユダヤ人がここを去り、今は大半がイスラム教徒である。







遊園地となっている広場を抜けて、庭園の横をとおり王宮に当たるとフェズ・アル・ジュデイド通りにでた。



















王宮を撮ろうとしたが、軍人や警官が何人も門のところにいる、下手に写真を撮っているところを見られたら、トラブルになりかねないのでやめた。
ラマダン期間中なので日中は食事も水もとっていないはずなので、些細なことでも刺激しないほうがいいだろう。













この通りはマーケットになっていて、多くの人が繰り出していて歩くのもままならない。なんとか通りを抜けて、旧ユダヤ人居留区に到着。



















木製のバルコニーや格子窓の家も残っている。
また金行などもある。


































































通りを歩き端まで到着。
シナゴーク(ユダヤ教会)もあると聞いていたがどこかわからないので、近くの人に尋ねると大きな建物を指さして教えてくれた。
行ってみると1階は家具屋である。
ここがシナゴークであろう。
ユダヤ教徒がまだ住んでいるとしたら、2階で祈るのだろうか。
でも、相当傷んでいる感じである。



















戻る時、王宮を一枚。

ふたたび広場を抜けてメディナへ。



































































ここで旅人向けにオープンしている店に入り、ファンタを立て続けに2本飲み(ファンタ飲むのは何年ぶりだろう)、クスクスで遅い昼食。









サービスのヒヨコ豆の煮込み
ビールが欲しい






さすがに疲れた。
ホテルに戻ろう。



フェズ・サンセット

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